YouTubeへの動画投稿を行っている方が最も恐れていることは、YouTubeアカウント(YouTubeチャンネル)の停止・削除だと思います。
きちんと真面目なオリジナルコンテンツを投稿していたとしても、YouTube側の間違った判断により、アカウント停止を受けてしまうケースも存在します。
今回はYouTubeアカウントが停止された場合に復活は可能なのか?ということ、そして、チャンネルを復活させるための手順について解説していきます。
YouTubeアカウント(チャンネル)が停止・削除された場合、復活の可能性はどれくらいあるのか?
YouTubeチャンネルが削除されてしまったときに、該当のチャンネル削除に対して異議がある場合、YouTubeへ「異議申し立て」を送ることができます。
異議申し立てを送り、その異議が認められればYouTubeチャンネルが復活します。
ただし、現実的な話をすると、アカウント停止・チャンネル削除の措置を受けてしまった時点で、異議申し立てを行って復活する可能性はかなり低いと思っておいたほうが良いでしょう。
具体的なパーセンテージで示すことは難しいですが、イメージとして異議申し立てによって復活するチャンネルよりも、復活できないチャンネルのほうが割合として多いことは間違いありません。
ですので、大切に育ててきたチャンネルが削除されてしまって辛い気持ちはよく分かるのですが、「復活したらラッキー!」くらいの気持ちで異議申し立てを行ったほうが心が折れずに済むと思います。過度な期待をせずに、ダメもとで異議申し立てをしてみるべきということです。
とはいえ、完全にオリジナルの動画をアップロードしているチャンネルでも復活しないこともあれば、いわゆるテキスト動画でも復活するケースもあります。
さらに言えば、完全に著作権的にアウトな動画をアップロードしているチャンネルであっても復活している事例はあります。
これは当たり前ですが、私がそういうチャンネルを運営しているということではなく、YouTube上のリサーチ結果やTwitter上のアカウント停止に関する内容を追跡調査した結果の話です。
このため、復活するかしないかの基準は不明確であり、ダメもとで異議申し立てを行うのが精神的に一番です。
YouTubeアカウント(チャンネル)が停止されたら最初にやるべき事
YouTubeチャンネルが削除されてしまったときに最初にやるべき事は現状を正しく把握することです。
まずは自分のYouTubeチャンネルがどういった理由、どういった状況で削除されてしまったのかを把握していきましょう。
コミュニティガイドライン違反、または著作権侵害で3回目の警告を受けてチャンネルが停止された場合
YouTubeチャンネルは該当のチャンネルにおいて3回の動画削除を受けると、チャンネルが永久停止します。
例えば、1月1日にコミュニティガイドライン違反で一つの動画を削除され、1月2日にさらにもう一つの動画を削除され、1月3日に3つ目の動画を削除される・・・といった状態になると、1月3日の時点でYouTubeチャンネル自体が削除されます。
これはコミュニティガイドライン違反と著作権侵害あわせて3回となっているので、トータルの動画削除回数が3回に達した時点でチャンネルが削除されるということです。
コミュニティガイドライン違反や著作権侵害で3回の動画削除の末にYouTubeチャンネル自体を削除されてしまった場合、復活は99.9%不可能だと思っておいたほうがいいです。
このケースでは明確な理由により、複数回の動画削除を受けた結果としてチャンネルが削除されてしまったことになるので、異議申し立ての余地がありません。
もちろん、異議申し立て自体は誰にでも与えられている権利なので、異議申し立てを行うこと自体を止めはしませんが、ほぼ復活の見込みはないので、時間の無駄になる可能性が非常に高いです。
一度もアカウントにペナルティを受けていないのに、いきなりチャンネルを停止された場合
多くの人が「YouTubeチャンネルは3回のペナルティを受けるとチャンネルを削除される」と認識していると思います。
しかし、実際には今までに一度もコミュニティガイドライン違反や著作権侵害による動画削除を受けていないのにもかかわらず、ある日突然、YouTubeチャンネルが停止されてしまうケースも多くあります。
この場合は、異議申し立てによってチャンネルが復活する可能性があります。(と言っても、過度な期待は禁物です)
ただし、こういったケースであっても、自分が投稿していた動画内容が明らかに著作権を侵害しているものであったり、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反するような内容であったりする場合は、異議申し立てを行っても復活の可能性は低いです。
貴方の中で「自分のチャンネルは絶対に何かの間違えで削除されてしまったはずだ!」という確信を持っているのであれば、異議申し立てを行ってみるのが良いと思います。
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アカウント停止理由が「利用規約第4条H項に違反」なら復活の可能性あり?
前述の「一度もペナルティを受けていないのにもかかわらず、急にチャンネル停止」をされてしまった場合に、よく原因として挙げられるのが「YouTubeの利用規約第4条H項に対する違反している」というものです。
これはアカウント停止を知らせるYouTubeからのメールに書かれていたり、停止後にクリエイターサポートチームに問い合わせを行ったりすると、この規約に違反していると回答されるものです。
利用規約第4条H項の内容をざっくりとまとめると、「システムやソフトを使ってYouTubeのサーバーに負荷をかけるのは禁止です」といった内容です。
ただ、おそらく、99%の人はそんなことをやっていることもなく、この理由でアカウント停止をされることが多いです。
はっきり言って、この「利用規約第4条H項に対する違反」というのは、かなりテキトーであり、原因不明のアカウント停止に関しては、ほぼすべてがこの理由で片づけられてしまいます。
逆に言うと、明確な著作権違反やコミュニティガイドライン違反ではなく、「利用規約第4条H項に対する違反」と言われた場合には、復活の可能性もあるかもしれないということです。
実際、この謎の利用規約違反を指摘されたけれど、異議申し立てによって復活した事例は数多くあります。
むしろ、著作権侵害やコミュニティガイドライン違反による動画削除やアカウント削除で、その後、復活した事例はほとんど聞いたことがありません。
「利用規約第4条H項に対する違反」で停止されたアカウントの中には、本当にこの利用規約に違反しているアカウントもあるのかもしれませんが、貴方が普通に動画投稿を行っていただけなのであれば、YouTube側の判断ミスである可能性も高いです。
判断ミスの可能性がある場合は、ぜひ以下で解説する手順に従って、異議申し立てを行ってみることをお勧めします。
なお、YouTubeアカウントの停止・復活に関しては、下記の記事でも詳しく解説を行っていますので、併せてチェックすることをお勧めします。
YouTubeアカウントの停止後、復活までの期間はどのくらいか? |
YouTubeに対して「異議申し立て」を行うリスク・デメリット
自分の状況を客観的に判断した上でYouTubeへ異議申し立てを行うことを決めたのであれば、異議申し立てによるリスク・デメリットを理解してから異議申し立てを行っていきましょう。
異議申し立てを行うリスク・デメリットは、現在残っている他のチャンネルに対してもチャンネル削除が飛び火する可能性もあるということです。
例えば、下記のような形で、一つのGoogleアカウント(Gmailアカウント)の中に、3つのYouTubeチャンネルを作っていたとします。
GoogleアカウントA --- YouTubeチャンネル1、YouTubeチャンネル2、YouTubeチャンネル3
この時に、YouTubeチャンネル1が停止されてしまい、チャンネル2とチャンネル3は普通に動画投稿が継続できる状態だったとします。
この状態でYouTubeチャンネル1に対する異議申し立てを行った場合、最悪のケースではチャンネル2とチャンネル3も、後追いでチャンネル削除を受けてしまう可能性もゼロではありません。
また、一つのGoogleアカウント(Gmailアカウント)A、B、Cに対して、それぞれ、1、2、3というYouTubeチャンネルを一つずつ作っており、すべて一つのGoogleアドセンスアカウントに紐づけている場合も同様です。
GoogleアカウントA(YouTubeチャンネル1)、GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル2)、GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)という状況です。
この時も、GoogleアカウントA(YouTubeチャンネル1)が削除されてしまったことに対して、異議申し立てを行うと、他のチャンネルも削除されてしまう危険性があります。
これは一説によると、YouTubeの運営側が異議申し立てを受けたときに、異議申し立てを送ってきた人物の運営しているすべてのチャンネルに対してチェックを入れているからだとも言われています。
正直、この点に関してはブラックボックスなので分かりませんが、事実として、一つのYouTubeチャンネルへの異議申し立てを行ったことにより、運営している別のチャンネルに飛び火してしまった事例も知っています。
逆に言えば、貴方が一つのYouTubeチャンネルしか運営を行っておらず、その一つのチャンネルがチャンネル停止を受けてしまった場合は、他のチャンネルまで停止されてしまうリスク・デメリットはないため、積極的に異議申し立てを行っていったほうが良いでしょう。(もちろん、チャンネルや動画の内容に問題がないのは大前提です)
そもそもの話をすれば、YouTubeチャンネルを停止されないのが一番です。この辺については、長く稼ぎ続けるためのYouTubeノウハウを参考にしてみてください。
YouTubeアカウント(チャンネル)の停止に対する異議申し立ての手順
異議申し立てによってYouTubeチャンネルが復活する可能性が低いこと、そして、状況によってはリスク・デメリットも存在することを理解し、それでも異議申し立てを行ってみようと思う場合は、実際にYouTubeの専用フォームから異議申し立てを行っていきましょう。
YouTubeチャンネルの異議申し立てに関する問い合わせフォームは下記のURLからアクセスできます。
Googleサービスにアクセスできない(YouTubeチャンネルの異議申し立てフォーム)
停止されてしまったYouTubeチャンネルを作っていたGoogleアカウントにログインした状態で上のURLへアクセスします。
それぞれの項目を正確に入力していきます。
【お客様の氏名】・・・本名を「姓名」の形式で記入します。
【YouTube チャンネルのログインに使用するメールアドレス】・・・チャンネル停止を受けてしまったメールアドレスを入力します。ログインした状態でアクセスすると、自動で入力されていると思います。
【Google からの連絡に使用できるメールアドレス】・・・異議申し立ての結果が送信されてきます。特にこだわりがなければ停止されたチャンネルにログインする際のメールアドレスでも問題ありません。もし、Gmailアドレス自体が使えなくなってしまっている場合は別のメールアドレスを記入します。
【停止された YouTube チャンネルの URL】・・・異議申し立てを行うチャンネルのURLを記入します。自分のチャンネルのトップページを表示した時のURLです。「https://www.youtube.com/channel/UCaa11bb22cc33」のような形式で、「UC~」から始まる不規則な英数字が自分のチャンネルURLになっています。もし、自分のYouTubeチャンネルのURLが分からない場合は、こちらの記事を参考にしてチャンネルURLを見つけ出しましょう。
【チャンネルが誤って停止されたと思われる理由を簡潔にお知らせください。】・・・文字数制限があるので、1000文字以内で「自分のYouTubeチャンネルが間違って停止されてしまったお思っている理由」を記載します。
一番重要なのは、最後の項目である「理由」です。
ネット上には「ビジネスマナーを守って丁寧な言葉遣いで書くべき」という意見が多くあり、それはそれで事実ではあるのですが、丁寧な言葉遣いだったからと言って復活の可能性が上がるわけではありません。あくまでも、丁寧な言葉遣いは最低ラインをクリアするための必須条件だと理解しましょう。
結局はここに書かれた理由の正当性によって、復活か停止措置のままかが決まります。
このため、できる限り、自分自身のチャンネルに非がないこと、健全な運営を心掛けていたこと、きっと何らかの間違いであると思っている事などを丁寧に記載します。
すべての項目を記入できたら、最下部にある「送信」をクリックして、異議申し立てを送信します。
念のため、送信する前に、記入した内容をすべてメモ帳などに保存しておくことをお勧めします。
あとはYouTube側からの回答を待つだけです。
異議申し立ての内容が認められて復活する場合もあれば「アカウント停止を継続します」といった回答が来る場合もあります。
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アカウント停止されずにYouTubeで稼ぎ続けるためのノウハウ
YouTubeアカウント(チャンネル)が停止された場合にGoogleアドセンスアカウントが生きているのか確認する方法
YouTubeチャンネルが削除されてしまったときに、該当のYouTubeチャンネル自体は復活をあきらめたとしても、自分のGoogleアドセンスアカウントが生きているのか気になる方も多いと思います。
「アドセンスアカウントが生きているか?」というのは、「停止されたYouTubeチャンネルと紐づけていたアドセンスアカウントを使って、別のYouTubeチャンネルを収益化できるのか」ということです。
これを確かめる方法は意外とシンプルで、新規でYouTubeチャンネルを作って紐づけを行ってみることです。
例えば、GoogleアカウントA(=アドセンスアカウント)に対して、GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル2)を紐づけていて、YouTubeチャンネル2がアカウント停止されてしまったとします。
このケースで言えば、新規でGoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)を作成して、GoogleアカウントA(=アドセンスアカウント)と紐づけてみると、自分のアドセンスアカウントが使える状態なのかどうかが分かります。
このとき、GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)に対しては、特に動画投稿を行う必要はありません。むしろ、動画を1本も投稿しないほうが状況がより明確になります。
もし、アドセンスアカウント自体が使えなくなっている場合、GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)に対して動画を1本も投稿していなかったとしても、数日から1~2週間程度で、GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)が停止されてしまいます。
こうなってしまった場合、Googleアドセンスアカウント自体が使えなくなっていると考えるのが妥当です。
逆に、数週間たってもGoogleアカウントC(YouTubeチャンネル3)が停止されず、その後、動画を投稿していっても特に問題が発生しない場合、該当のGoogleアドセンスアカウントは生きている(使用できる)状態だと判断できます。
万が一、アドセンスアカウント自体が使えなくなってしまった場合でも、もう一度YouTubeアドセンスに挑戦して稼ぐことは可能です。
具体的な方法については、下記の記事も参考にしてみることをお勧めします。
Googleアドセンスアカウントを2つ以上複数取得する正しい方法!YouTubeチャンネルが停止されてアドセンスを取得し直したいのなら… |
一番良いのは、停止されないようなYouTubeチャンネルを作っていくことです。また、仮に停止されてしまったとしても、しっかりと正当性を主張できるようなチャンネルを作っていれば、この記事で解説した方法でYouTubeチャンネルを復活できる可能性も高くなるでしょう。
YouTubeチャンネルのアカウント停止に関しては不透明な部分が多く、異議申し立てや復活に関する話はインターネット上にも正確な情報が少ないのが現状です。
この点、私は自分の経験でも、コンサルティング会員の体験談でも色々と経験していますし、多くの情報も集まってきますので、こちらの無料メール講座では、普通はなかなか聞けないYouTubeノウハウについても詳しく伝えています。