YouTubeチャンネルの再生回数を伸ばし続けるためには、YouTube内の関連動画攻略が重要になってきます。
関連動画とは、PCなら動画再生ページの右側、スマホなら動画再生ページの下側に表示される動画のことです。
あなたが投稿した動画をYouTube内で大きな再生回数を集めている他の動画の関連動画に表示できれば、あなたの動画・チャンネルに多くのアクセスを集めることも可能になります。
この記事では、YouTubeにおける関連動画表示のアルゴリズム(仕組み)、関連動画に表示させるためのノウハウ・テクニックについて、有料ノウハウで解説されているレベルの内容を完全無料で徹底解説していきます。(むしろ、そこら辺の有料教材では、ここまで解説されていないと思います)
なお、私自身は2013年からYouTubeへの動画投稿を継続し、関連動画攻略の研究をし続けてきました。
ネット上には、YouTubeの関連動画に表示する方法として間違った情報も多いため、必ず、この記事を読んでから関連動画攻略を始めてみてください。
関連動画表示対策は間違った方法で実践してしまうと、最悪の場合、あなたの大切な動画・チャンネルが削除されてしまう危険性もありますので、注意して取り組んでいきましょう。
YouTubeにおける関連動画対策の重要性&メリット
関連動画に表示させ、動画の再生回数を伸ばす方法について学ぶ前に、まずはYouTubeにおける関連動画対策の重要性&メリットをしっかりと認識しておきましょう。
なぜ、YouTubeチャンネルの運営において関連動画に表示させることが重要なのかというと、あなたが投稿したYouTube動画へやってくるアクセスのうち、関連動画経由のアクセスがもっとも多くなるからです。
これは動画のジャンル問わず共通で、ある程度YouTubeチャンネルが軌道に乗ってくると、すべての再生回数のうち70~85%くらいは関連動画経由での再生となっていきます。(90%以上が関連動画経由になることも普通にあり得ます)
私は今までに、かなり幅広いジャンルで複数のYouTubeチャンネルを運営してきましたが、どんなジャンルのチャンネルであっても、関連動画からのアクセスの割合がもっとも多くなります。
もちろん、動画投稿を開始したばかりのチャンネルの場合は、YouTube検索経由やSNS経由(自分で拡散した場合)が多いのですが、YouTubeチャンネルを大きく成長させるためには関連動画の攻略が必須と言えます。
YouTubeチャンネルを中長期的に成長させ続けるためにも、関連動画表示の仕組み(アルゴリズム)をしっかりと理解し、できるだけ多く関連動画に表示されるように対策していくことが重要です。
YouTubeの関連動画に関する基礎知識
ここではYouTubeの関連動画に関して、基本的な知識をお伝えします。
これらの関連動画に関する仕組みを理解することで、のちほど解説する関連動画対策のノウハウ・テクニックを深く理解できるようになります。
関連動画は視聴者ごとに表示される内容が異なる
あなたがYouTubeで「A」の動画を見た時と、私が同じ「A」の動画を見た時では、関連動画に表示される内容は異なります。
YouTubeでは、視聴者のログイン情報に基づいて、一人一人により最適な「興味を持ちそうな動画」を表示する仕組みになっています。
過去に閲覧した動画が関連動画に影響する
YouTubeには視聴者が過去に閲覧した動画の傾向から、より最適な関連動画を「おすすめ」として表示する仕組みがあります。
例えば、あなたが「猫の動画」をよく見ていた場合、YouTubeはあなたのことを「猫の動画が好きな人」と判断して、いろいろな猫の動画を関連動画に表示させるイメージです。
視聴者の年齢・性別も関連動画に影響する
YouTubeでの過去の閲覧履歴だけでなく、年齢・性別も関連動画の表示内容に影響します。
例えば、YouTube(Google)の登録情報や過去の閲覧履歴などから、視聴者が「30代・男性」と判断された場合、その人に対しては「30代の男性が興味を持ちそうな動画」が、関連動画として表示される可能性が高くなります。
関連動画表示の仕組み(アルゴリズム)と目的
関連動画対策を行っていくためには、YouTube運営側の立場に立って、関連動画のアルゴリズムを考えていくことが大切です。
この記事では「表示内容を決めている裏側の仕組み」といったニュアンスで「アルゴリズム」という言葉を使っています。要は、「YouTubeの関連動画表示のアルゴリズム」とは、「YouTubeではどのように関連動画表示されている仕組みなのか」という意味合いです。
YouTubeは視聴者により多くの動画を、より長く見てもらいたい
YouTubeの運営側は、一人一人の視聴者に対して、より多くの動画を、より長く見てもらい、できるだけ多くの時間をYouTubeで過ごして欲しいと考えています。
それにより、YouTubeのメディアとしての価値が上がり、企業からの広告出稿が増えるからです。結果的にYouTubeが、さらに儲かります。
YouTubeは営利企業が運営するWebサービスなので、当然、利益を追求しています。
YouTubeがより多くの利益を得るためには、ユーザーにもっと受け入れられるサービスへと改善していく必要があります。
関連動画表示のアルゴリズム(仕組み)の基本は、「ユーザーがより使いやすくなるように」という発想から関連動画に表示される動画が決められています。
あなたがサッカーに興味があり、YouTubeで「サッカーのスーパーゴール集」の動画を見ていたとします。この動画に表示される関連動画が、同じ球技スポーツだからと言って「野球」や「バスケットボール」の動画だったとしたら、YouTubeの利便性は低いと思います。
それよりも、「サッカーの凄いドリブルの動画」や「サッカーの凄いフリーキックの動画」などが表示されているほうが、つぎつぎと他の動画も見たくなるはずです。
このように、それぞれの視聴者がより興味を持ちやすい動画を関連動画に表示させるアルゴリズム(仕組み)を作ることで、一つの動画を見た視聴者が、どんどん他の動画を見てくれるようになります。
前提として、YouTubeの関連動画の設計思想は、上記のような考えに基づいていることをまずは覚えておきましょう。
▼おすすめ▼
YouTubeの“真意”を深く理解してチャンネルを成功へ導くYouTube攻略ノウハウを無料公開中!!
実際の関連動画表示のアルゴリズムは誰にも分からない
YouTubeにおける関連動画表示の仕組み(アルゴリズム)と目的は上記のようなものですが、実際には、外部からは仕組みの詳細が分からないブラックボックスの状態になっています。
もし、YouTubeの関連動画表示の仕組みが100%公開されていたら、悪意のある動画投稿者が、その仕組みを悪用してしまう可能性があるからです。
例えば、関係のない動画に対して自分の動画を無理やり表示させたり、特定の動画の関連動画に嫌がらせのような動画を表示できたりしてしまいます。
こういった不正や悪用を防止するために、表示アルゴリズムは非公開になっています。
ただし、私の場合はYouTubeへの動画投稿を実践し続ける中で、関連動画に表示させるためのコツやノウハウはほぼほぼ見えてきていますので、以降で関連動画に表示させるためのノウハウ・テクニックをお伝えしていきます。
YouTubeにおける関連動画表示対策のはじめの一歩
あなたが投稿した動画、運営しているチャンネルに対して、関連動画からの流入を増やしていきたいと考えた場合、まずは自分の中で「この動画(このチャンネル)の関連動画に自分の動画を表示させたい」という目標・イメージを設定します。
大切なのは、「そのYouTubeチャンネルの関連動画枠に、自分の動画が表示されたとしたら、自分の動画を見てくれる可能性が高い視聴者にアプローチできそうか」を判断することです。
あなたが社会人向けに、「仕事のコツ」に関する動画を投稿していたとします。こういった動画をヒカキンさんの動画の関連動画枠に表示できても意味はありません。なぜなら、ヒカキンさんの動画を見ている視聴者の多くは若年層なので、「仕事のコツ」には興味がないからです。
万が一、ヒカキンさんの動画の関連動画に「仕事のコツ」の動画を表示できたとしても、視聴者の属性が全く異なるので再生回数は非常に伸びにくいでしょう。
上記は極端な例ですが、しっかりと自分が集めたい(来てほしい)視聴者のターゲット属性を考えた上で、関連動画表示対策を行う必要があります。
「とにかく何でもいいから、再生回数が大きい動画の関連動画枠に、自分の動画を表示させたい!」と考えている人も多いのですが、それは無意味なので注意しましょう。
まずは、自分が表示させたいと考えている関連動画の枠を決定することが、はじめの一歩です。
それを踏まえた上で、今から解説する関連動画対策の具体的な考え方・ノウハウ・テクニックを実践してみてください。
YouTubeの関連動画対策で再生回数を伸ばす3つの考え方
ここからは関連動画対策について、より具体的にやるべき事・意識すべき事を解説していきます。
ノウハウを理解しやすいように、「考え方」と「設定・テクニック」で分けてお伝えします。
まずは「考え方」について、です。
チャンネルのコンセプトを寄せていく
YouTube内の関連動画表示のアルゴリズムとして、チャンネルのコンセプトが似ているチャンネル同士の動画は、お互いに関連動画に表示されやすくなります。
ゲーム実況をやっているチャンネルは、同じようにゲーム実況のチャンネルの関連動画に表示されやすくなります。これは、先ほど解説した「YouTubeにおける関連動画の基本思想」を考えると、当然のこととも言えます。
それこそ、ゲーム実況を見ている視聴者に対して、いきなり猫の動画を関連動画に表示させても見てくれる可能性は低くなります。
上記の事情から、私がYouTubeチャンネル運営を指導させていただいている方に対しては、ある程度、ライバルが多いジャンル・テーマでの動画投稿をお勧めしています。
同じジャンルで動画投稿を行っているライバルが多く、相手のチャンネルが登録者数・再生回数が多ければ、関連動画に表示されたときに多くのアクセスが集まる可能性が高いからです。
逆に、同じジャンルで動画投稿を行っている人がほとんどいなければ、関連動画に表示される機会が少なくなってしまいます。
現実的には、自分と同じジャンルで動画投稿を行っているチャンネルが全く存在しないことは、ほぼあり得ないと思います。
同じジャンルのチャンネルの中でも登録者数・再生回数が多いチャンネルを見つけて、そのチャンネルのコンセプトに寄せていくのも効果的です。
もちろん、あからさまにコンセプトを寄せすぎると、二番煎じ感が出てしまうので、その辺りのさじ加減は意識しましょう。
動画の内容・コンセプトを寄せていく
YouTubeではチャンネルのコンセプトが似ているチャンネル同士だけでなく、動画の内容が似ている場合も、お互いの関連動画に表示されやすくなります。
すでにYouTubeチャンネルの運営を開始している場合、今からチャンネルのコンセプト自体をガラッと変更するのは難しいと思います。
ただ、チャンネルのコンセプトは変えずに、投稿する動画の内容を調整することはできるはずなので、この方法はすぐにでも取り入れられるでしょう。
古いネタですが、「メントスコーラをやってみた」という動画の場合、「メントスコーラ10連発!!」や「スカイダイビングをやりながらメントスコーラをやってみた」などの動画が関連動画枠に表示されやすくなります。これらは、すべて「メントスコーラ」に関連する動画内容なので、YouTubeのシステムから「関連性が高い」と判断されやすいためです。
この仕組みを活用して、関連動画枠に表示させたい誰かの動画と、似ている内容の動画を作るのは効果的なので、ぜひ実践してみることをお勧めします。
ただし、当然ですが、動画内容を丸パクリするような事をやってしまうと、一気に信頼を失うので絶対にNGです。
視聴者の属性・ターゲット・ペルソナを意識する
意外と知られていないことですが、実は、視聴者の属性が似ているチャンネル同士の動画は関連動画に表示されやすくなります。
視聴者の属性とは、動画を見ているユーザーの年齢や性別のことです。
10代後半~30代前半の女性がターゲットのメイク動画を投稿しているチャンネルがあったとします。このチャンネルの関連動画には、10代後半~30代前半の女性をメインターゲットにした料理動画のチャンネルなども関連動画枠に表示されやすくなります。
メイク動画を投稿しているチャンネルの関連動画枠に、別のメイク動画のチャンネルが表示されやすいのは、今まで解説した通りです。
しかし、メイク動画を見ている視聴者に対してメイク動画しか見せていないと、その人がYouTubeで過ごす時間はあまり広がっていきません。
むしろ、メイク動画を見ている視聴者に対して、他にも興味を持ちそうな「料理」や「若い女性のVlog」などを見せていくことで、どんどん色々なジャンルの動画も見てくれるようになる可能性が出てきます。
この視聴者が、もしメイク動画に興味がなくなったとしても、引き続き「料理」や「若い女性のVlog」は見続けてくれる可能性があるということです。
YouTube運営側としては、一人の視聴者に様々なチャンネル・ジャンルの動画を見てもらったほうが、YouTubeのメディアの価値を高めていくことができると考えているのです。
このアルゴリズムを自分のチャンネルで活用したい場合は、関連動画枠に表示させたいライバルのチャンネルの視聴者属性・ターゲット・ペルソナを、まずは考えてみることです。
- 視聴者属性・・・「20代の女性」など、年齢・性別くらいでの分け方
- ターゲット・・・「視聴者属性」とほぼ同じ意味合い
- ペルソナ・・・視聴者属性やターゲットよりも、さらに具体的に「20代の女性で、都内でOLをやっている。恋人はいないが友達は多く、休日は大勢で集まってアウトドアを楽しむのが趣味」など、リアルに人物像が思い浮かぶレベルの分け方
理想は、ライバルチャンネルのペルソナを意識し、あなたのチャンネルでもそのペルソナが興味を持ってくれるような動画をどんどん投稿していくことです。
これにより、ライバルチャンネルとの関連性が高まっていき、関連動画に表示される可能性が上がっていきます。
比較的、高度な考え方ではありますが、ここまで考えてYouTubeチャンネルの運営を行っていくと成功確率が上がります。
こういった高度なYouTube攻略テクニックについては、こちらの無料メール講座でも複数のノウハウを解説していますので、興味があればチェックしてみてください。
YouTubeの関連動画対策で再生回数を伸ばす6つの設定・テクニック
続いて、関連動画対策を行って再生回数を伸ばすための、YouTubeの機能設定やテクニックについて解説していきます。
先ほどまでの「考え方」を理解いただいたからこそ、これらの関連動画表示対策のテクニックが生きてきます。
「考え方」よりも、取り入れやすい内容になっているので、できることから取り入れていくと良いでしょう。
ライバルの動画のタイトルを意識して、タイトルを付ける
関連動画枠に表示させたいと考えているライバルの動画がタイトルに使っているキーワード・フレーズを使うことで、YouTubeのシステムからは「動画内容が似ている動画」だと判断され、関連動画枠に表示されやすくなります。
「Aで本気でBしたら衝撃の結末に…」というタイトルの動画あったとして、この動画が何百万回も再生されていたとします。
この動画の関連動画枠に自分の動画を表示したいと考えた場合、「Cで本気でDしたら衝撃の結末に…」などの形で、【○で本気で○したら】や【衝撃の結末に…】といったキーワード・フレーズを自分の動画のタイトルにも入れていきます。
このテクニックを使うときの注意点は、タイトルを丸パクリしないことです。
また、タイトルで同じキーワード・フレーズを使うことばかりに気を取られて、タイトルと動画内容が合わなくなってしまうのも絶対にNGです。
動画のタイトルによってYouTubeの検索結果で上位表示を狙う、いわゆるVSEO(Video Search Engine Optimization)については、下記の記事で詳しく解説しています。
【最新版】YouTube検索で上位表示するSEO対策ノウハウを解説! |
ライバルが使っているのと「同じ動画のタグ」を使う
ライバルが動画で使っているのと同じタグを、自分の動画にも設定することで、関連性動画に表示される可能性が上がります。
- パソコンのWebブラウザでライバルの動画を閲覧
- 動画の再生ページで「右クリック」→「ページのソースを表示」
- 「Ctrl+F」を押して検索窓を表示
- 「keyword」と入力して検索する
- 「<meta name=”keywords” content=”■■■~”」の■の箇所にその動画が設定している動画のタグが表示されている
使われている動画のタグの中から、自分の動画の内容とも合致するものをピックアップして、自分の動画に設定します。
このとき、ライバルの動画でしか使えないような固有のタグは使わないようにしましょう。
例えば、相手の「チャンネル名」が動画のタグとして設定されていても、そのタグはあなたの動画で使うのはおかしいので使わないようにする、ということです。
なお、動画のタグに関しては、昔は非常に有効でしたが、悪用する人が増えすぎてしまったため、今ではYouTubeのシステムもそこまで重視しなくなってきています。
ただ、設定しないよりは設定したほうが関連性を高められます。
ライバルが使っているのと「同じハッシュタグ」を使う
2022年現在であれば、先ほどの動画のタグよりも「ハッシュタグ」のほうが効果が高いです。
動画説明欄に「#キーワード」と入力することで、同じハッシュタグが付いている動画との関連性を高められる機能。
やり方は、関連動画枠に表示をしたい相手の動画が使っているのと同じハッシュタグを、自分の動画にも設定するだけです。
YouTubeでハッシュタグを検索すると、同じハッシュタグが設定されている動画が表示されますので、関連性を高めるためには有効な手段です。
なお、動画に設定するハッシュタグは「3個」を推奨します。これは、動画タイトルの上に表示されるハッシュタグが3個までだからです。(設定できる上限は15個)
YouTubeのハッシュタグに関して、さらに詳しい情報を知りたい場合は、下記の記事で解説しています。
YouTube動画の#ハッシュタグの付け方は説明欄に記載するだけでOK! |
動画内で別の動画を見るように告知する
こちらは、自分自身の動画に対して、自分が投稿した別の動画を表示させるためのテクニックです。
あなたが投稿した動画Aを見た視聴者が、つぎに動画Bも見てくれれば、チャンネルとしての再生回数は「2回」になります。
これも効果的な関連動画表示対策です。
上記のような視聴者の動きを生み出すためには、動画内で自分が投稿した別の動画も視聴してもらえるように告知を行うことです。
「○○に関する動画は別の動画として投稿しているので、詳しく知りたい方はそちらを見てみてください」といった形で告知を行い、その動画のURLを動画説明欄に記載しておけば良いでしょう。
動画にカード・終了画面を設定して別の動画へ誘導する
「別の動画を見るように告知」とも関係してきますが、投稿した動画と併せて見てもらいたい動画や、関連する動画に関しては、積極的にカード機能・終了画面機能を使って、該当の動画へ誘導します。
これにより、視聴者の利便性が向上するので、チャンネル内で複数の動画を見てくれる人が増えます。
また、カードや終了画面で動画Aから動画Bへ誘導することで、動画Aと動画Bの関連性も高くなります。
結果的に、何も設定しない時よりも、それぞれの関連動画枠にも動画A&Bが表示されやすくなります。
再生リストを作って動画同士の関連性を高める
こちらも自分のチャンネル内の動画同士での関連性を高めて、関連動画に表示されやすくする方法です。
チャンネル内に「美味しい目玉焼きの作り方」と「美味しい玉子焼きの作り方」の動画を投稿していたとします。チャンネル内に「美味しい卵料理」という再生リストを作って、この2つの動画を再生リストの中に入れると、2つの動画の関連性は上がります。
関連するテーマの動画を、関連するキーワードを設定した再生リストに入れれば、それらの動画同士の関連性が高くなり、お互いの関連動画枠にも表示されやすくなります。
注意:動画説明欄に他者の動画のタイトル・URLを列記するのは非推奨
自分の動画の動画説明欄に、関連する他人のYouTube動画のタイトルとURLを記載する方法は、今ではあまりお勧めできない関連動画対策です。
具体的には、下記のように投稿した動画の説明欄に記載する方法です。
▼おすすめ動画一覧▼
Aの動画タイトル https://www.youtube.com/aaa/
Bの動画タイトル https://www.youtube.com/bbb/
Cの動画タイトル https://www.youtube.com/ccc/
Dの動画タイトル https://www.youtube.com/ddd/
Eの動画タイトル https://www.youtube.com/eee/
上記の記載例で言えば、自分の動画説明欄にA~Eの動画を記載することで、A~Eの動画の関連動画枠に表示されやすくなっていた時期もありました。
ただ、最近では効果が薄れてきているのと、YouTube側のスパム判定が厳しくなってきているので、あまりお勧めできない方法です。
少なくとも、投稿している動画とは全く無関係な動画のタイトル・URLを記載してしまったり、20~30個も他人の動画のタイトル・URLを記載したりする行為は完全にスパムなので、絶対にやめましょう。
ネット上を見ると、未だにこの方法を推奨している人もいますが、私は非推奨のスタンスです。
もし、このテクニックを使いたい場合は、自分のチャンネル内の関連する動画のタイトル・URLのみを記載するようにしましょう。
いずれにしても、最近ではそこまで効果が高いテクニックではないので、無理に取り入れる必要はありません。
YouTubeは時代によって有効なテクニックが、危険なテクニックになってしまう場合も多々あります。
このため、常に最新のYouTube攻略情報を入手して、その時代にあった方法でチャンネル運営を行っていくことをお勧めします。
なお、こちらの無料メール講座では、常に最新のYouTube攻略情報を無料で提供しています。
YouTube Studioを使って関連動画表示対策の結果を確認する方法
自分の中で「このチャンネル(動画)の関連動画枠に、自分の動画を表示させよう」と考え、この記事で解説しているノウハウ・テクニックを取り入れたとします。
その後、あなたの動画が狙った関連動画枠に表示されているかどうかは、YouTube Studioを使うことでチェックできます。
関連動画表示のデータを確認する方法
- 状況を確認したいYouTubeチャンネルにログイン
- 「YouTube Studio」へ移動する
- 左メニューの「コンテンツ」へ移動する
- 状況を確認したい動画の「アナリティクス」を選択
- 「リーチ」のタブを選択
- 「トラフィックソース:関連動画」を選択
各動画の「トラフィックソース:関連動画」を見ることで、あなたの動画が「他者のどの動画に関連動画に表示されているのか」を見ることができます。
ここで狙った動画に表示されていれば、今やっている関連動画表示対策の方向性は合っていると判断できます。
ただし、関連動画表示対策に100%はありませんので、もし狙った通りに表示できていなかったとしても、特に落ち込む必要はありません。
実際のデータを関連動画表示対策に活かす
YouTube Studioで実際のデータを見た時に、よく関連動画に表示されているチャンネルや動画が見つかることがあると思います。
その場合は「いま表示されている他者のチャンネルとの関連性が高いとYouTubeから見られている」と判断できます。
であれば、逆に、いま関連性が高いとYouTubeから判断されているチャンネル・動画に対して、先ほど解説したノウハウ・テクニックを使って、より関連性を高めていくのも効果的です。
究極のYouTube関連動画表示対策は“何も対策しないこと”
この記事では、「なぜYouTubeにとって関連動画が大切なのか」、「どういったロジックで関連動画表示が行われているのか(アルゴリズムがどうなっているのか)」、「具体的な関連動画表示対策のノウハウ・テクニック」を解説してきました。
これらの方法は確かに効果的ではあるものの、私が考える究極のYouTube関連動画表示対策とは「関連動画対策を行わないこと」です。
Googleの検索エンジンの進化を見ていれば分かりますが、Google(YouTube)の技術力はすさまじいです。
現時点では、YouTube内の関連動画表示対策のノウハウ・テクニックが通じますが、それらが効果的ではなくなる日もそう遠くはないと思います。
このため、あまり関連動画表示対策にとらわれ過ぎてしまうのは意味がないと思っています。
トップユーチューバーと呼ばれる方々は、こういったノウハウ・テクニックよりも、より本質的な部分で「視聴者が喜んでくれる動画とは何か」、「視聴者が楽しんでくれる動画とはどんなものか」を考え続けています。
つまり、視聴者に喜んでもらえる動画づくりを続けていけば、あなたの動画も自然といろいろな関連動画枠に表示されやすくなっていきます。
確かに、YouTubeで成功するためにはノウハウやテクニックも重要です。
ただ、それよりも、本気で視聴者のことを考え続けるスタンスを持つことのほうが重要です。
すぐに使えなくなってしまう小手先のテクニックではなく、本質的なノウハウ・考え方を身に付けていけば、もし今後、YouTubeの関連動画表示アルゴリズムが変更されても継続的に稼ぎ続けることが可能になります。
もし、あなたがYouTubeチャンネルを成功させるための、より本質的なノウハウを体系的に学んでみたいのであれば、下記の無料メール講座もチェックしてみることをお勧めします。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓