国民民主党の玉木雄一郎(たまき・ゆういちろう)氏が、2018年7月26日に、まさかのユーチューバーデビューを果たしました。今や議員の政治活動においてもYouTubeが活用される時代です。
YouTube界隈の話題として、個人的には面白い出来事だと感じたため、この記事では玉木氏のYouTubeチャンネルを勝手に分析してみます。
YouTubeをビジネスに活用したいと考えている方や、YouTubeチャンネルの登録者数を伸ばしたい方にとっては参考にしていただける内容だと思います。
なお、私は特定の支持政党や政治思想などは持っていません。ただ純粋に、今回の玉木雄一郎氏のYouTubeチャンネルを、YouTubeにおけるビジネス的観点から分析してみただけですので、ビジネス的な視点で読んでみてください。
YouTubeに新規開設された「たまきチャンネル」とは
私が「たまきチャンネル」の存在を知ったのは、こちらのニュースの動画でした。
「目に見える国民との対話を動画で発信したい」という目的で、YouTubeチャンネルを開設したそうです。
このニュース自体は7月23日のものでしたが、その後、実際に26日には1本目の動画が投稿されていました。
若い層にアプローチするため、若い世代が積極的に活用しているメディアを積極的に活用していく戦略自体は面白いのではないかと思います。
自身のツイッターでも宣伝を行っており、私が確認した時点では4,000回以上再生されていました。
完全無名なユーチューバーが投稿した1本目の動画の場合、いきなり4,000回も再生されることはほぼあり得ないので、そういった意味では今までの知名度やフォロワーをうまく活用できているのではないかと思います。
ここからは、何年もYouTubeをビジネスに活用してきた者として、「たまきチャンネル」がもっと再生回数・チャンネル登録者数を伸ばすためには何をやっていくべきなのか?といった点を勝手に考察していきたいと思います。
終了画面機能やブランディング機能を使ったほうがチャンネル登録者数は伸びる
まず、どんなジャンルのYouTubeチャンネルであったとしても、きちんとYouTube内の機能を活用したほうがチャンネル登録者数は伸びていきます。
誰でもすぐに取り入れることができるのは、終了画面機能とブランディング機能です。
YouTube終了画面機能の効果的な使い方、正しいボタンの設置場所とは? |
YouTube動画の右上(現在は右下)にアイコンを表示して、チャンネル登録者数を増やす方法を画像で解説 |
先の動画を見てみると、動画の最後で「たまきチャンネルの登録 是非お願いします」とアピールしているのですが、そのタイミングで終了画面機能を使うべきなのです。
終了画面機能を使うと、YouTubeの画面内にチャンネル登録ボタンや関連動画へのリンクを表示することができます。
しかも、パソコンからだけでなく、スマホからでも画面内のリンクをタップできる仕様になっているため、チャンネル登録者を増やすためには非常に有効な手法です。
特に、政治に関心の薄い若い層は、スマホでYouTubeを見ている割合が高いので、終了画面機能の活用は必須だと言えます。
ブランディング目的のYouTubeチャンネルにおける評価表示とコメント欄について
YouTubeアドセンスの報酬を得ることが目的ではなく、今回のようにYouTubeチャンネルをブランディング目的で使用する場合には、評価の表示とコメント欄の表示に気を使う必要があります。
(ちなみに、YouTubeアドセンス報酬を得るのが目的でYouTubeを活用したい場合にはこちらの情報がおすすめです)
YouTubeの動画は高評価・低評価の割合を視聴者側から見えない設定にすることもできます。また、コメントも非表示にしたり、承認制にしたりすることも可能です。
先ほどの玉木雄一郎氏の動画を見てみると、残念ながら低評価数のほうが割合が多く、コメント欄にもネガティブなコメントが多くなっています。
人は、他の人の意見に引っ張られやすい性質を持っています。
要は、低評価が多い動画には低評価を付けたくなるものですし、ネガティブなコメントが多い動画にはネガティブなコメントを入れたくなるのが人の性質なのです。
そういった意味では、評価数やコメントを表示させるのはそれ相応のリスクが存在します。
ただ、その一方でコメント欄を承認制にしてしまうと、動画投稿者にとって有利なコメントのみを選んで掲載している疑いをかけられますので、それはそれで見え方があまり良くありません。
この辺は、チャンネルが目指す方向やブランディングの目的をよく考えた上で、適切な見せ方を検討する必要があります。
いずれにしても、YouTubeをブランディング目的で使用したい場合は、評価やコメント欄の開放についても、しっかりと考えた上で実践することをお勧めします。
チャンネルのターゲットは誰なのか?を考えるべき
YouTubeアドセンス目的、ブランディング目的のどちらの場合でも重要なことはターゲティングです。
つまり、自分の動画は「誰をターゲットにしているのか」、そして、「ターゲットはどんな動画を求めているのか」という部分を突き詰めて考えるべきなのです。
YouTubeアドセンスに挑戦している人でも、これができていない人がほとんどなのですが・・・。
「たまきチャンネル」に関して言えば、政治に興味・関心の薄い若年層からの知名度向上を目標にしているそうです。
そういった層の人たちが政治に関する突撃街頭インタビューの動画を見て、政治に興味を持つかは結構疑問だったりします。
ターゲット設定はできていても、そのターゲットが見たいと思うような動画、興味を持ってくれるような動画を投稿できているのか? については疑問が残ります。
もちろん、まだ1本目の動画投稿なので、これから軌道修正を行っていくのだと思いますが。
それこそ、本気で知名度向上を目指すのであれば、政治色をなくして、本気でユーチューバー的な事をやっていったほうが知名度は確実に上がるでしょう。
政治家の方が、本気でメントスコーラとか、鉄球を1000℃に熱していたら、ぶっ飛んでいて面白いと思いますし、若者からの知名度は圧倒的に上がるはずです。(メントスコーラや鉄球1000℃はあくまでも例であって、今からやると古いです。大切なのはYouTubeの新しいトレンドに乗ることです)
ただし、その分リスクも大きいので、現実的にはそういった方向に思い切って舵を切るのは難しいと思います。
政治家のYouTubeチャンネル活用は盛んになっていくのか?
今回の「たまきチャンネル」の取り組みは、先進性という意味では面白いと思います。
ただ、他の政治家の方が今後YouTubeチャンネルを積極的に活用していくかと言うと、難しいのではないでしょうか。
やはり、YouTubeで人気を得るためには、ある程度の尖りを見せていったほうが良いのですが、政治家の方はその尖りを見せるリスクが大きい職業だと思います。
今後、「たまきチャンネル」において、どこまで尖りを見せられるかが重要なポイントだと思いますが、現実的には少し難しそうです。
この記事では話題になっている「たまきチャンネル」を題材にしてみましたが、YouTubeチャンネルを成長させるために重要なポイントはどういったジャンルであっても共通です。
ターゲットをしっかりと定めて、そのターゲットに向けて適切な動画を提供する。その上で、YouTubeの機能をフル活用していく。
これがYouTubeで結果を出すために大切なことです。
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