YouTubeにMP3ファイルをアップロードする方法! MP3は簡単に動画へ変換できます!

「YouTubeにMP3ファイル(音楽や音声)をアップロードしたい!」という方も多いと思います。

今回は、YouTubeにMP3ファイルをアップロードする方法について詳しく解説していきます。この記事さえ読めば、貴方の手元にあるMP3ファイルをYouTubeへ投稿できるようになります。

※2018年11月:編集ソフトを使わずにMP3ファイルを動画変換する方法について追記しました。

YouTubeにMP3を直接アップロードすることはできない!

結論からお伝えすると、YouTubeにMP3ファイルをそのままアップロード(投稿)することはできません。

YouTubeはあくまでも“動画メディア”であるため、音楽ファイルや音声ファイルのアップロードには対応していないからです。

YouTubeにアップロードできるファイル形式は下記になっています。(2018年5月現在)

.MOV、.MPEG4、.MP4、.AVI、.WMV、.MPEGPS、.FLV、3GPP、WebM、DNxHR、ProRes、CineForm、HEVC(h265)

 

見たこともないようなファイル形式も多いと思いますが、すべて動画のファイル形式です。

では、YouTubeにMP3ファイルをアップロードすること不可能なのか?というと、決してそんなことはありません。

 

MP3ファイルをYouTubeにアップロードする方法とは?

YouTubeにMP3ファイルをアップロードするためには、動画編集ソフトを使ってアップロードしたい音声ファイルを動画に変換する必要があります。

※実は動画編集ソフトを使わなくてもMP3ファイルを動画に変換することは可能です。こちらの具体的な方法についても動画編集ソフトを使ったやり方の後で詳細を解説します。

 

「動画編集ソフト」や「動画に変換する」と聞くと、難しく感じる方もいるかもしれませんが、この作業はすごく簡単にできます。

具体的にはアップロードする音源に合った何らかの静止画を用意し、「画像+MP3」といった形で動画化すれば良いだけです。(もちろん、静止画ではなく、動画を準備して良いですが、静止画のほうが楽です。)

 

そもそも動画とは、静止画を連続して見せている形式のものです。

この記事を読んでいる方は、「動画を投稿したい」わけではなく、あくまでも「音源・音声を投稿したい」だけだと思います。

であれば、アップロードしたいMP3ファイルと静止画1枚だけを使って、形式上の動画を作って投稿すれば良いのです。

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Windowsムービーメーカーを使ってMP3ファイルを動画に変換する方法

動画編集ソフトを使って、MP3ファイルを動画化する具体的な方法について解説していきます。

多くの方のWindowsパソコンに入っている可能性が高いWindowsムービーメーカーを例にしていますが、Macの iMovieやその他の動画編集ソフトでもやるべき事は同じなので、どのような動画編集ソフトを使う場合であっても、以下の内容を参考にしてみてください。

ちなみに、これくらいの簡単な編集であれば、どんな動画編集ソフトでもできるはずです。

 

まずは、動画を作成するにあたり、MP3ファイルと音源にマッチする画像を用意します。

画像については自分で撮影した画像がベストですが、撮影した画像がない場合は著作権フリーの画像素材サイトからマッチする画像を見つけて用意しておきます。

MP3ファイルと静止画1枚を用意する

 

続いて、Windowsムービーメーカーを開き、右側のセクションに写真素材と音源素材をドラッグ&ドロップします。クリックして対象のファイルを選択しても良いです。

 

最初の素材は「ビデオ」か「写真」しか読み込めない仕様になっているため、まずは写真をドラッグ&ドロップします。

Windowsムービーメーカーに画像をドラッグ&ドロップ

 

右側のセクションに読み込んだ画像が表示されます。左のセクションは動画のプレビューです。

 

次に、MP3ファイルを右側のセクションにドラッグ&ドロップします。

WindowsムービーメーカーにMP3ファイルをドラッグ&ドロップ

 

右側のセクションの画像素材の下に、緑色の波長が表示されます。これが音源ファイルです。

ただ、この状態だとMP3の尺がすべて表示されていません。このまま動画を書き出すと、MP3の音源が途中までしか聞けない動画ファイルになってしまうので、修正を加えます。

 

「プロジェクト」のタブから「音楽に合わせる」をクリックします。

これは言葉の意味そのものなのですが、音楽ファイルの長さと画像を表示する尺を合わせることができる編集です。3分の音源であるのならば、同じように3分間写真が表示されるようになります。

「プロジェクト」→「音楽に合わせる」

 

実際に「音楽に合わせる」をクリックしてみると、右側のセクションの尺が長くなった事が分かると思います。

左側のプレビューの表示を見てみると、今回の例で言えば、3分12秒のMP3ファイルと同じ時間だけ画像が表示されるようになりました。

 

ここまで出来たら動画の書き出しを行います。

「ホーム」→「ムービーの保存」で好きな形式を選んで動画ファイルとして保存します。特にこだわりがなければ「YouTube」というのがあるので、これを選択すれば良いでしょう。

ここで選択できる書き出し形式の違いは、動画の画質やサイズ(比率)の違いです。

今回はYouTubeにアップロードするのが目的なので「YouTube」で問題ありません。

「ホーム」→「ムービーの保存」

 

保存先とファイル名を設定したら「保存」をクリックします。

 

ちなみに、「ファイルの種類」をクリックすると「MPEG-4/H.264 ビデオファイル(=MP4ファイル)」か「Windows Media ビデオファイル(=WMVファイル)」のいずれかを選択して保存できます。

どちらのファイル形式でもYouTubeにはアップロードが可能です。特にこだわりがなければ、MP4で良いでしょう。

ファイルの種類を選択

 

「保存」ボタンを押すと、ムービーの書き出しが始まります。緑色のバーが100%になれば、動画ファイルの書き出しが完了です。

動画の書き出しにどれくらいの時間がかかるのかについては、動画の複雑さ(音楽ファイルの重さ、画像・ビデオの画質、動画の尺など)とパソコンのスペックによって異なります。

例えば、1時間ある4K動画を書き出す場合などは物凄く時間がかかると思います。ただ、今回のような1枚画像+MP3ファイルくらいであれば、スペックがそこそこのパソコンであれば、数分で処理が完了するはずです。

 

動画の書き出しが完了したら「再生」をクリックして、書き出した動画に問題がないかを確かめてみましょう。

 

動画を確認して特に問題がなければ、MP3ファイルの動画化が完了です。

 

あとは、保存先にある動画ファイルをYouTubeにアップロードすればいいだけです。

YouTubeに動画をアップロードする方法については、下記の記事でかなり詳しく解説しています。

【完全版】YouTubeに動画をアップロードする方法【画像付きで丁寧に手順解説】

 

MP3ファイルを動画化する際に用意する静止画のサイズに関する注意点

上記の例では、左側のセクションのプレビューで静止画が綺麗に画面枠いっぱいまで表示されていました。

 

しかし、静止画のサイズを適切に選択しないと、下の画像のように動画の両脇に黒い余白が生まれてしまいます。

これでも動画をアップロードすること自体は問題なくできるのですが、少し不格好です。

動画の左右に黒い余白が生まれてしまう……

 

Windowsムービーメーカーの「YouTube」という書き出し形式で動画を書き出す場合、動画のサイズが1920×1080のサイズで書き出されます。このサイズは、YouTubeが推奨している 横:縦=16:9の比率です。

用意した静止画のサイズが16:9になっていれば、画面枠いっぱいまでしっかりと表示されるのですが、それ以外の比率になっていると黒い余白が生まれてしまう可能性があります。

このため、よりスタイリッシュな動画を作りたいのであれば、静止画は16:9のサイズの画像を用意しましょう。

なお、今回のような形式の動画については、メインはMP3の音源になるので、画像はそこまで高画質でなくとも問題ありません。むしろ、画像のサイズのほうが重要です。

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動画編集ソフトを使わず、もっと簡単にMP3ファイルを動画に変換する方法

上記で解説しているMP3ファイルを動画ファイルに変換する方法は、非常に簡単な作業なので誰にでもできると思います。

しかし、パソコンに動画編集ソフトがインストールされていなかったり、何らかの事情でパソコンでの編集ができなかったりする場合もあるかと思います。

そういった場合は以下で紹介するWebサービス(Webサイト)を使うことで、編集ソフトを使わずにMP3を動画に変換することが可能です。

 

動画のアップロードまで完了できる「tunestotube」

tunestotube というサイトを使用すると、MP3ファイルを動画ファイルに変換してくれるだけでなく、連携したYouTubeアカウントにアップロードまで行ってくれます。

Webサイト自体は英語表記になっているので、英語が苦手な方は少しとっつきにくさを覚えるかもしれませんが、単純な操作方法なので迷わずに利用できると思います。

何らかのソフトをインストールする必要もないですし、変換したいMP3ファイルと画像を選ぶだけで動画化してくれるので便利なサービスです。

もし、手軽にYouTubeチャンネルの投稿まで完了させたいと考えている場合は、tunestotube を使ってみるのも良いでしょう。

 

「tunestotube」のデメリット

人によってデメリットだと感じるかどうかは分かれますが、tunestotube と YouTubeアカウント(Googleアカウント)を連携しないと、利用できない仕様になっています。

個人的な意見を言えば、どういった会社・団体・個人が運営しているのかよく分からないWebサイトに対して、自分の大切なYouTubeチャンネルの情報を送ってしまうのは嫌かな・・・と考えています。

 

tunestotube自体に悪気がなかったとしても、ハッカーなどに攻撃されて、tunestotubeから貴方の大切なYouTubeアカウントのログイン情報が盗まれてしまう可能性もゼロではありません。

私は、普段から tunestotube を利用しているわけではないので、tunestotube が信頼できるサイトなのかどうかは正直わかりません。

上記のようなデメリットが存在することを理解した上で、個人的に気にならないのであれば使ってみるのも良いとは思います。

 

YouTubeアカウントとの連携不要な「MP3 TUBE」

MP3 TUBE は、YouTubeアカウントとの連携が不要で、ファイル変換のみを行ってくれるWebサービスです。Webサイトは日本語にも対応しています。

ファイル変換の手順も「MP3ファイルを選択する → 変換モードを選択 → スタートボタンを押す」だけの簡単な3ステップです。

この手順で変換されたファイルを一度パソコン内にダウンロードしてから、改めて自分自身でYouTubeにアップロードする形です。

個人的には、YouTubeアカウントとの連携が不要な点で、tunestotubeよりもお勧めできると思っています。

 

「MP3 TUBE」のデメリット

試しに MP3 TUBE でMP3ファイルの変換を行ってみましたが、私の環境では何故かサイトが重くなってしまって変換を完了できませんでした。

もちろん、個人個人の環境によって変わってくると思いますので、スムーズに変換できるタイミングもあると思います。

 

ただ、ネット上の色々な情報を調べてみたところ、MP3 TUBEは動画変換を行うまでに割りと時間がかかるようです。

変換サービスとしては非常に有名なので、タイミングによってサイトが重くなってしまうのは仕方がないのかもしれません。

ちなみに、私の環境では時間がかかりすぎてしまい、変換をあきらめてしまいました。

 

結局、どの方法でMP3ファイルを動画ファイルに変換するのが良いのか?

ここまでご紹介してきた通り、MP3ファイルを動画に変換する方法は複数ありますが、私の一番のおすすめは動画編集ソフトを使って変換を行うことです。

上記で紹介した以外にも、MP3ファイルを動画ファイルに変換してくれるWebサイトは存在すると思いますが、やはり、どれも運営元がよく分からなかったり、なかなか変換が完了しなかったりします。

そう考えると、結局は動画編集ソフトを使って、自分で変換してしまうのが一番安全で、もっとも早い方法かと思います。

 

繰り返しになりますが、動画編集ソフトを使って変換を行うと言っても、やっている作業はとても簡単なので誰にでもできます。

また、中長期的にYouTubeで広告収入を得ていきたいのであれば、動画編集ソフトの使い方を知っていたほうが圧倒的に有利です。

そういった観点から考えても、私のお勧めは動画編集ソフトを使った変換方法です。

ちなみに、YouTubeで中長期的に稼ぎ続ける方法に関しては、こちらの無料メール講座で詳しく解説しています。

 

YouTubeに音声のみをアップロードして再生されるものなの?

そもそも「MP3の音声のみをYouTubeに投稿して再生なんてされるんだろうか?」、「YouTubeを見ている人は動画を求めてるんじゃないの?」と思っている方も多いと思います。

結論から言うと、音声だけでも十分に再生されますし、稼げるチャンネルへと育てる事も可能です。

 

YouTubeには本当に様々なジャンルの動画がアップロードされているわけですが、実は音声をメインコンテンツとしたジャンルは意外と人気があります。

 

例えば、著作権的には十分に配慮する必要がありますが、「作業用BGM」などは非常に人気のあるジャンルの一つです。

下の動画は自分が演奏しているような形式であれば、問題なく著作権もクリアできる気がします。

 

あとは、ASMR(エイエスエムアール)= Autonomous Sensory Meridian Response と呼ばれるようなジャンルも、音声だけですが非常に人気のジャンルです。

いわゆる「音フェチ」と呼ばれるような動画のことです。

 

これらはあくまでも一例ですが、MP3ファイルと簡単な静止画だけで構成されているような音声コンテンツの動画は意外と人気があります。

音声の場合は、音声収録をパソコンやスマホだけで完結することもできるので、割と簡単に始められるジャンルだとも言えます。

 

今後、音声系で人気のYouTubeチャンネルを作っていきたいのであれば、動画編集スキルも持っていたほうが良いので、やはり動画編集ソフトでMP3ファイルを動画変換する方法を覚えておいたほうが良いでしょう。

 

YouTubeにMP3をアップロードする際には違法アップロードにならないように気を付けましょう!

今回の方法を使ってアップロードするMP3ファイルは、必ず貴方が音源の権利を持っているものだけにしましょう。

自分がしゃべっている音声や自分が歌っている音声などをアップロードする分には問題ありません。

YouTube上には、この形式の動画で「作業用BGM」や「○○な気分のときに聞く洋楽まとめ」といったものをよく見かけますが、基本的にああいったものは違法アップロードということになります。

まず、収益化することは無理ですし、動画やチャンネルが削除されてしまう危険性もあります。それこそ、最悪の場合には逮捕されてしまう可能性もゼロではないでしょう。

このため、アップロードするMP3音源の取り扱いには十分に注意してください。

 

例えば、ASMRや音フェチ動画といった形式で、ボイスレコーダーやバイノーラルマイクでMP3音源を収録し、その音源にマッチした画像を組み合わせて動画投稿している方もいます。そういったオリジナル音源であれば問題なく収益化もできます。

この形式の動画も色々なアイディアで動画投稿を行っていくことができるジャンルですので、ぜひ動画作成方法をマスターして、YouTubeへの動画投稿にチャレンジしてみてください。

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