YouTubeへの動画投稿で広告収入をもらっている人の中には、「自分の動画をYouTubeプレミアム会員の人が視聴した場合、広告収入はもらえるのだろうか?」と気になっている方もいると思います。
視聴者がYouTubeプレミアム会員の場合、その視聴者に対してはYouTubeの動画広告が表示されません。
しかし、結論からお伝えすると、あなたが投稿した動画がYouTubeプレミアム会員に視聴されたとしても、きちんと広告収入は発生しますので安心してください。
この記事では、YouTubeプレミアム会員が動画を視聴した場合の動画投稿者・配信者側への広告収入の配分の仕組みについて、解説していきます。
YouTubeプレミアム会員からの収益は動画投稿者へ還元される
YouTube運営は、YouTubeプレミアム会員から得られた月額会員費用の一部をYouTubeの動画投稿者へ還元しています。
YouTubeプレミアム会員(視聴者) → YouTube運営に会員費用が入る → 会員収入の一部を動画投稿者へ還元
YouTubeプレミアム会員から得られた収益のうち、実際にどのくらいの割合が動画投稿者へ還元されているかは公開されていません。
しかし、還元が行われていること自体はYouTubeのヘルプページにも記載されています。
YouTube Premium に登録すると広告が表示されなくなるため、皆様からいただく月額料金をクリエイターに分配しています。しかも、動画の視聴回数が多ければ、その動画のクリエイターに分配される金額も大きくなります。
このため、自分の動画がYouTubeプレミアム会員に視聴されても、収益を取りこぼしてしまっているわけではないので、その点は安心してください。
補足:YouTubeプレミアム(YouTube Premium)会員とは?
※すでにご存じの場合、この項目は読み飛ばしてください※
YouTubeプレミアム(YouTube Premium)は、視聴者向けのYouTubeの月額有料サービスです。
視聴者はYouTubeプレミアム会員になることで、下記3つの特典を受けることができます。
- YouTube動画視聴時に広告が非表示になる
- YouTube動画をダウンロード視聴できる
- バックグラウンド再生が可能になる
YouTubeプレミアム会員からの収益が動画投稿者に還元される仕組み
YouTubeプレミアム会員からの視聴に関しては、通常のYouTube広告収入のように「1再生あたり○円の報酬が還元される」といった仕組みとは少し異なります。
細かい収益配分の仕組みまでは公開されていませんが、YouTube運営が得たYouTubeプレミアム会員からの収益を、該当のチャンネルにおけるYouTubeプレミアム会員からの動画視聴回数に応じて分配しているとのことです。
このため、視聴者層によってYouTubeプレミアム会員からの収益は変動すると予想されます。
- 月間100万人の視聴者のうち、10,000人がプレミアム会員
- 月間100万人の視聴者のうち、5,000人がプレミアム会員
上記の場合、1のパターンのほうがYouTubeプレミアム会員経由での収益は大きくなる可能性が高いです。
つまり、全く同じチャンネルで月間の視聴者数が同じだったとしても、その月に自分の動画を視聴したプレミアム会員の人数によって、収益は異なるのです。
YouTubeプレミアム会員から収益を得る条件
一つ注意しなければいけないのは、ただ動画投稿を行っているだけではYouTubeプレミアム会員からの収益を受け取ることはできないということです。
YouTubeプレミアム会員の視聴から収益を得るためには、下記の条件をクリアしてYouTubeチャンネルを収益化する必要があります。
- 過去12ヶ月間のチャンネルの総再生時間が4,000時間以上
- チャンネルの登録者数が1,000人以上
- 上記2つの条件をクリアした上でYouTubeパートナープログラムへ参加し、収益化審査に合格する
つまり、通常の広告収入を得られるようにYouTubeチャンネルの収益化が完了すると、同時にYouTubeプレミアム会員からの収益も得られるようになります。
YouTubeプレミアム会員からの収益を確認する方法
自分のYouTubeチャンネルにおいて、プレミアム会員からの収益がどの程度発生しているかは、YouTube Studioの「アナリティクス」から確認できます。
- YouTubeチャンネルにログインして【YouTube Studio】へ移動する
- 左メニューの【アナリティクス】を選択
- 【収益】のタブをクリック
- ページの下の方にある【収益の内訳】を確認
- 【収益の内訳】に表示される【YouTube Premium からの収益】を確認
- さらに詳しい情報を見たい場合は【詳細】をクリックする
「広告収益」と「プレミアム会員からの収益」はどちらが儲かる?
動画の再生前などに表示される動画広告からの収益(通常の広告収入)と、プレミアム会員からの収益を比較すると、圧倒的に通常の広告収入のほうが収益が大きくなります。
これは、YouTubeユーザーのうち、YouTubeプレミアムの会員数が全体の数%しか存在していないからです。
2021年9月時点のYouTubeの公式発表によると、全世界でのYouTubeプレミアム&YouTube Musicの会員数が5,000万人を突破しています。(情報ソース:YouTube Official Blog:50 million)
一方、YouTubeの利用者数は全世界で約23億人と言われていますので、有料会員の比率はたったの約2.2%程度です。(5千万人 ÷ 23億人)
しかも、この「5,000万人」という数字には、YouTube Musicの会員も含まれていますし、お試し無料期間中のユーザーも含まれています。
YouTube視聴者の97~98%の人たちは無料ユーザーなので、通常の広告収入のほうが大きくなるのは当然の結果とも言えます。
また、今後より多くのユーザーがYouTubeプレミアム会員になったとしても、無料でYouTubeを視聴する人のほうが多い状況は変わらないはずなので、広告収入のほうが大きくなる点も特に変化はないでしょう。
まとめ
YouTubeチャンネルを収益化していれば、それだけでYouTubeプレミアム会員からの視聴分も収益が発生しますが、プレミアム会員からの収益よりも、通常の広告収入のほうが大きくなります。
「通常の広告収入」と「YouTubeプレミアム会員からの収益」を、動画投稿者側でコントローすることはできないため、この2つの収益の割合や月ごとの変化を気にする必要は特にありません。
重要なのは、「YouTubeプレミアム会員の視聴であってもきちんと収益は発生する」と理解した上で、引き続き、自分のチャンネルの登録者数・視聴回数を伸ばしていくことです。
登録者数・視聴回数を伸ばしていけば、自然と通常の広告収入とともに、YouTubeプレミアム会員からの収益も増えていきます。
もし、あなたがYouTubeチャンネルの登録者数・再生回数を今よりももっと伸ばして、より多くの広告収入を得たいのであれば、下記の無料メール講座もチェックしてみることをお勧めします。
下記の無料メール講座では、月収1,000万円の広告収入を獲得した人も実践しているYouTube攻略ノウハウについてもお伝えしています。
↓ ↓ ↓ ↓ ↓