YouTubeの「インスタントプレミア公開」とは、YouTubeチャンネルにおける動画の公開方法の一つです。
この記事では、インスタントプレミア公開の概要と、メリット・デメリット、実際の設定方法について、分かりやすく解説していきます。
また、私自身は2013年からYouTubeの攻略法を研究し続けていますので、現役の動画投稿者の視点から「インスタントプレミア公開は活用すべき機能なのか？」についても、ズバリお伝えします。
YouTubeのインスタントプレミア公開とは？
「インスタントプレミア公開」とは、YouTubeチャンネルにおける動画公開方法の一つで、動画のアップロード後すぐにプレミア公開を実施できる動画投稿者向けの機能です。
動画投稿者と視聴者が、新しく公開される動画を一緒に楽しむことができるYouTubeの動画公開機能
「プレミア公開」自体は2019年に実装された新機能ですが、その派生機能として「インスタントプレミア公開」は2020年に実装されました。
プレミア公開も、インスタントプレミア公開も、YouTubeチャンネルさえ持っていれば、無料で誰でも使うことができる機能です。
通常の「プレミア公開」との違い
「プレミア公開」と「インスタントプレミア公開」は、動画が公開されるタイミングだけが異なります。
- プレミア公開・・・動画公開の日時を指定して、プレミア公開を行う機能。
- インスタントプレミア公開・・・動画公開の日時を指定せず、動画投稿者が「公開ボタン」を押してすぐにプレミア公開が行われる機能。
動画公開の数分前からカウントダウンが始まり、動画公開時にはチャット機能で動画投稿者と視聴者がコミュニケーションを取れる点などは、どちらも全く同じです。
通常の「プレミア公開」について、より詳しく知りたい場合は下記の記事で解説しています。
| 【活用すべき？】YouTubeのプレミア公開とは？メリット・注意点・設定方法を解説！ |
インスタントプレミア公開のメリット
インスタントプレミア公開のメリットは主に２つです。
今この瞬間にプレミア公開を実施できる
先の日時を指定して投稿予約を行うプレミア公開と異なり、インスタントプレミア公開は今すぐプレミア公開を実施できます。
「プレミア公開」＆「インスタントプレミア公開」を実施する場合、基本的には動画投稿者もその時間にはパソコンやスマホの前で待機し、公開される動画を視聴者と一緒に楽しむことが望ましいです。
動画を一緒に見ながら、チャット機能でコミュニケーションを取ることで、視聴者との結びつきが強くなるからです。
通常のプレミア公開の場合、先の日時を設定することになるので、動画投稿者側としては先の予定を空けておかなければいけません。
本業のお仕事は別に、副業としてYouTubeチャンネルの運営を行っている場合、プレミア公開を行おうと思っていた先の日時に、急な予定が入ってしまうこともあると思います。
インスタントプレミア公開の場合は、今すぐプレミア公開が実施できるので、急な予定が入ってしまって動画公開時に自分が視聴できないリスクがありません。
スーパーチャットでの収益化が可能
普通に動画を公開するだけの場合は、YouTube動画に広告が流れたり、表示されたりすることによって広告収入が得られます。
インスタントプレミア公開の場合、これに加えて、スーパーチャット機能（投げ銭）からも収益を得られる可能性があります。
プレミア公開中に、視聴者が動画投稿者（チャンネル運営者）に対して、100円～50,000円のお金を送れる機能。YouTube運営側の手数料30％が差し引かれた金額が動画投稿者の収入となります。
インスタントプレミア公開に関しても、通常のプレミア公開と同様にスーパーチャットが使えるため、「スーパーチャットでの投げ銭」＋「通常の動画広告収入」といった形で、２つの収入を得られる可能性があります。
インスタントプレミア公開のデメリット
インスタントプレミア公開のデメリットは、公開時の視聴者を集めにくい点です。
- チャンネル内や検索結果などで「プレミア公開」として視聴者に表示される。
- チャンネル登録者には公開30分前に通知が送られる。（通知ONの場合）
- プレミア公開が開始される。
- 公開時もチャンネル登録者に対して通知が送られる。
通常のプレミア公開の場合、公開までにYouTube内でも露出されるため、視聴者が「プレミア公開が実施されること」に気づきやすくなります。
また、プレミア公開は先の日時を設定するため、公開までにチャンネル運営者が自分のSNSで告知を行ったり、それに気づいた視聴者がTwitterで拡散してくれたりします。
一方で、インスタントプレミア公開の場合は、今すぐ公開することになるため、公開を告知する時間的な余裕がありません。
結果的に、視聴者が集まりにくく、動画公開時の盛り上がりが少なくなってしまう点がデメリットです。
インスタントプレミア公開の設定方法・手順を画像付きで解説
インスタントプレミア公開の設定方法を、実際のYouTubeの設定画面をお見せしながら解説します。
通常の動画投稿と同じように【YouTubeチャンネルにログイン】→【動画をアップロード】からインスタントプレミア公開をしたい動画をチャンネルへアップロードします。
動画タイトルや説明文の設定を行い、「公開設定」まで進みます。
通常のプレミア公開の場合は「スケジュールを設定」から設定しますが、インスタントプレミア公開の場合は【保存または公開】→【公開】→【インスタントプレミア公開として設定する】にチェックマークを入れます。
この状態で【公開】を押せば、すぐにインスタントプレミア公開が始まります。
ちなみに、「？」マークにカーソルを合わせると、インスタントプレミア公開の説明が表示されます。
登録者数が少ない場合、インスタントプレミア公開は無意味
はっきり言ってしまうと、YouTubeチャンネルの登録者数が少ないうちは、インスタントプレミア公開を行ってもメリットはないでしょう。
理由は、インスタントプレミア公開時の視聴者数が集まりにくく、動画公開時の盛り上がりが弱いからです。
インスタントプレミア公開を使って、ある程度の盛り上がりを出すためには、チャンネルの登録者数が最低でも5万人以上くらいでないと難しいと思います。
一方で、チャンネル登録者数が5万人、10万人といるチャンネルであれば、しっかりと日時を決めて通常のプレミア公開を行ったほうが視聴者も集まりやすいのでメリットが大きくなります。
このため、インスタントプレミア公開はあまり活用メリットがない機能だと個人的には考えています。
プレミア公開、インスタントプレミア公開のどちらを使うにしても、重要になってくるのはチャンネル登録者数です。
チャンネル登録者数が多くなければ、プレミア公開のメリットを十分に発揮することはできません。
もし、あなたが「自分のYouTubeチャンネルの登録者数をもっともっと増やしていきたい！」と思っているのであれば、下記の情報もチェックしてみることをお勧めします。
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