YouTubeは、100人のお客さんから一人1万円ずつをもらって100万円を稼ぐのではなく、100万人のお客さん(視聴者)から一人1円ずつをもらって100万円を稼ぐようなビジネスモデルです。
このため、YouTubeにおける広告単価(1再生で何円もらえるのか)は非常に重要です。
あなたも「広告収入単価が高いジャンルで動画投稿をしていきたい!」、「報酬単価が高いジャンルを知りたい!」と思っているのではないでしょうか。

この記事を読めば、YouTubeへの動画投稿時に1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルへ参入するヒントが得られます!
※2020年7月:最新の状況を踏まえて記事を加筆・修正しました。
広告収入単価が高い明確なジャンルは存在しないが“傾向”はある
結論からお伝えすると、例えば「ゲーム実況のジャンルが1再生あたりの単価が高い!」といった明確なジャンルというのは存在しません。
なぜなら、全くの同じジャンルであってもそのチャンネルに関連する様々な要素によって1再生あたりの単価は異なるからです。
以前、私は某ジャンルで2つのチャンネル運営に取り組んでいましたが、投稿しているジャンルが全く同じなのにもかかわらず、2つのチャンネルで1再生あたりの単価は異なっていました。
このため、「あまり○○のジャンルに参入すれば1再生あたりの単価が高い!」という部分に固執しすぎてしまうのはお勧めできません。
ただし、明確に「これ!」といったジャンルはありませんが、広告収入単価が高いジャンルの傾向はあります。
視聴者層として“大人が見ている”と想定されるジャンルは広告収入単価が高い傾向があります!
大人が見ているジャンルで1再生あたりの単価が高くなる理由は、広告を出稿する企業は購買力のあるユーザーへアプローチしたいからです。
お金を持っている大人の視聴者層に対しては、広告が多く表示されることになるので、結果的に1再生あたりの単価が高くなりやすい傾向があります。
この傾向は明確なので、動画投稿を行っていくジャンルを考えるときに意識してみるのも良いと思います。
広告収入単価が低い明確なジャンルは存在する
広告収入単価が高いジャンルについては、あくまでも“傾向”ですが、逆に広告収入単価が低いジャンルは明確に存在します。
・子供向けのYouTubeチャンネル
・18禁に近しいジャンルのYouTubeチャンネル
今から参入するのであれば、この2つのジャンルはあまりお勧めできません。
子供向けのYouTubeチャンネル
2020年の初めから、明らかに幼児を対象としたようなYouTube動画の広告収入単価は下がっています。
これは、簡単に説明すると、YouTubeがアメリカ国内で「児童のオンラインプライバシーを適切に管理しなさい」という注意を受けた影響です。(かなりざっくり説明しています)
これにより、幼児向けのYouTubeチャンネルは広告の表示回数が少なくなり、結果的に1再生あたりの単価が下がってしまっています。
18禁に近しいジャンルのYouTubeチャンネル
明らかに18禁のような内容はYouTubeにアップロードできない規約になっていますが、ちょっとそっち系の内容くらいであれば動画投稿できます。
こちらは昔から広告が付きにくいジャンルなので、1再生あたりの広告収入単価が低くなる傾向があります。
大手企業ほ特に、こういった類の動画が再生される前に自社の動画広告が流されるのは企業イメージが悪くなるので避けたがります。
そもそもYouTube動画の1再生=0.1円は本当ではない
一般的に、YouTubeにおける1再生当たりの広告収入単価は0.1円と言われています。
動画の再生回数×10%の金額が広告収入としてもらえるということです。
例えば、動画が1万回再生されれば1,000円の報酬、10万回再生されれば10,000円の報酬、100万回再生されれば100,000円の報酬という意味です。
この「1再生=0.1円」というのは、半分は事実で、半分は事実ではありません。
YouTubeにおける再生回数と広告収入単価は「チャンネルや動画投稿ジャンルにより1再生当たりの広告収入単価は変わるけれど、だいたい平均すると1再生当たり0.1円くらい」という認識が正しいです。
私が所有しているチャンネルでも、1再生当たりの広告収入単価が0.07円くらいのチャンネルもあれば、1再生当たりの広告収入単価が0.2円くらいのチャンネルもあります。
また、1再生が0.4円や0.5円と高単価になるチャンネルも実際に存在します。
つまり、1再生あたりの広告収入単価は、ジャンルやチャンネルによって大きく異なるのです。
「1再生あたり0.1円の収入」は目安として役に立つ数字
チャンネルによって1再生あたりの単価は異なりますが、「1再生=0.1円」という数値が役に立たないわけではありません。
私は、YouTubeの参入ジャンル選定を行うときに事前の想定では、1再生=0.1円を基準としてジャンル選定を行っています。
もっと堅めに想定数字を出すときは「1再生=0.07円」くらいで考えます。
新規で立ち上げるチャンネルで、月間10万円以上の広告収入を得たいと考えたとします。
1再生0.1円で考えると、月間で100万回再生され続けるチャンネルを目指すことになります。
もっと堅めに考える場合、1再生0.07円と仮定して、月間145万回再生以上ずっと再生され続けるYouTubeチャンネルを目指せば良いと分かります。(1,450,000回再生×0.07円=101,500円)
このように、1再生=0.1円は100%正しい数字ではありませんが、これからYouTubeアドセンスに取り組む方は、1再生=0.1円を収入の目安として参入ジャンル選定やチャンネル運営を行っていくのが良いです。
ちなみに、今から「YouTubeで広告収入を稼いでみたい!」という場合は、今後も3年、5年、10年と稼ぎ続けるためのYouTube攻略ノウハウを無料で公開していますので、興味があれば、ぜひチェックしてみてください。
「1再生=0.1円」でも稼ぐのは全く大変ではない!!
1再生の広告収入単価が0.1円と聞くと「数万円を稼ぐだけでも大変そう…」と思ってしまうかもしれませんが、実際は大変ではないので安心しましょう。
YouTubeで広告収入を得るビジネスモデル(=YouTubeアドセンス)の大きなメリットは、過去に投稿した動画も再生され続けることです。
一度、動画を投稿したら、その動画に対するメンテナンスは基本的に不要で、その動画はずっとYouTubeに残り続けます。
だから、毎月、数十万~数百万回の再生回数を稼ぎ続けるために、常にヒットする動画を出し続けなければいけないかと言うと、決して、そんなことはないのです。
昨日YouTubeへ投稿した動画も、半年前、1年前に投稿した動画も、ずっとあなたのチャンネルの再生回数を増やすことに貢献してくれます。
上記のような仕組みになっているので、仮に収入が「1再生=0.1円」であっても、毎月、毎月、多くの広告収入を稼ぎ続けることも十分に可能です。
YouTubeで広告収入単価が高いジャンルを追い求めるより重要なこと
「○○のジャンルは1再生当たりの広告単価が高いです!」という明確なジャンルは存在しないことは、すでにお伝えした通りです。
私はYouTubeにおいて色々な研究を行っていて、この結論に達しました。
ゲーム実況を行っているチャンネルAとチャンネルBにおいて、まったく同じゲームタイトルをプレイしていたとしても、AとBでは1再生当たりの広告収入単価が異なります。
全く同じジャンルのチャンネルですら、YouTubeの裏側のシステムによって広告収入の単価が異なるわけなので、YouTubeの外側の人間である私たちが「このジャンルは単価が高い!」と狙って動画投稿するのは現実的ではありません。
ただし、同じジャンルであっても評価が高いチャンネルのほうが1再生あたりの単価が大きくなる可能性は高いです。
このため、「どのジャンルで動画を投稿を行えば、1再生あたりの広告収入単価が高くなるのか?」を考えすぎるよりも、「自分の興味があるジャンルで再生回数が大きい動画をたくさん作り、チャンネル登録者を増やしてYouTube側から高く評価されるためには何をするべきか?」を考えるほうが良いです。
実際、私自身はジャンルによる広告収入単価の上下を気にするのではなく「自分が参入したジャンルにおいて、いかにトップを取るか」を考えるようにしています。
なお、YouTubeへの動画投稿初心者でも、これから動画投稿を行うジャンルで圧倒的なトップを取るためのノウハウ・テクニックについては、こちらのYouTube攻略無料メール講座でも詳しく解説を行っています。
YouTubeの広告収入単価を上げるための本質的な考え方
「1再生当たりの単価が高いジャンルに動画投稿をしなければ!」と無理に考えなくても、十分な広告報酬を得ることは可能です。
しかし「どうしても1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルで動画投稿をしていきたい!」と考える方もいるかもしれません。
もちろん、ビジネスにおける研究意欲や追求心を持つのは良いことです。
ここからは少しディープな話になりますが、広告収入単価が高いジャンルを見つけるための本質的な考え方について解説します。
「そもそもYouTubeの広告はどういったロジックで配信されているのか?」を考えることは、広告収入単価が高いジャンルを見つける上で重要です。
YouTubeの広告は、下記の流れで配信されています。
【広告出稿主 → YouTube(Google) → YouTube内のあなたの動画】
つまり、1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルを狙いたいのなら、「広告出稿主が何を考えているのか」、「広告出稿主の狙いは何か」を考えていく必要があります。
あなたがお酒メーカーの広告宣伝費担当者だったとして、YouTubeに広告を出したいと思ったら、何を考え、どうやって広告を出すのかを考えると思います。
お酒の場合、小中学生に広告を表示させても意味がないので、20歳以上のユーザーに広告を出したいと考えるでしょう。
YouTube動画広告には年齢を選択して広告出稿を行う機能が存在します。
ということは、お酒の広告の場合、未成年のユーザーには広告配信が行われないように制限して広告プロモーションを行っていきます。
これが広告出稿主が考えている事の一例です。
分かりやすく「お酒」としましたが、広告出稿主が考えていることを予想して、その行動をもとに自分自身の参入ジャンルや投稿動画を考えることで、理論的には1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルに近づけます。
1.YouTubeに多くの広告を出している企業はどのような企業が多いのかを考える
2.その企業がメインターゲットとするユーザーの属性を考える(年齢・性別など)
3.多くの企業がメインターゲットとしているユーザーに向けて動画を投稿する
この流れを完璧に行えれば、あなたの動画やチャンネルの1再生当たりの単価は高くなるはずです。
とはいえ、はっきり言うと、私は上記のような考え方で投稿ジャンルを検討したり、投稿する動画の内容を考えたりするのは、あまり意味がないと思っています。
なぜなら、思考法としては正しいのですが、結局は推測の領域を出られないからです。
それこそ、考えに考え抜いて「このジャンルであれば広告収入単価が高いはず!」と思って投稿を始めてみても、実際は普通に1再生当たり0.1円くらいで落ち着くこともあるでしょう。
事実、予想や推測に時間をかけすぎるよりも、「実際の行動」と「実際のデータ」をもとにして改善したほうが大きな金額を稼げます。
だから、自分の興味・関心やYouTube内の需要をリサーチして投稿ジャンルを決めたら、どんどん動画投稿を行っていくほうがいいのです。
実際に動画投稿を行えば「データ」という100%の事実が得られます。
そのデータを分析して、「広告収入の単価を高めるためには何ができるのか」、「このジャンルで人気になるためには何を改善すべきか」を考えるほうが絶対にいいです。
結局、1再生当たりの広告収入単価がいくら高くなっても、全体の動画再生回数が増えていかなければ、ほとんど意味はありません。
YouTubeで広告収入を得るのは、小さなお金をたくさん集めるビジネスモデルだからです。
再生単価はあまり難しく考えず、シンプルに「どんどん再生回数を増やしていこう!」と考えるのがベストです。
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