どんなに慎重に動画投稿を行っていても、YouTubeというプラットフォームを使っている以上、事故的なYouTubeアカウント停止(チャンネル停止・削除)の可能性はゼロにはなりません。
※ただし、最近では事故的なYouTubeチャンネル削除は非常に少なくなってきています。削除されてしまうチャンネルは、気付かないうちに著作権侵害やコミュニティガイドライン違反を無意識で行ってしまっているケースが散見されます。
この記事では、YouTubeアカウント(YouTubeチャンネル)が停止・削除されてしまった場合、それまでに得た広告収益はどうなるのか?について解説していきます。
ネットで検索を行ってもアカウント停止と広告収益の支払いに関する情報がなかなか出てこないのですが、私の周りの友人・知人や、私自身の体験も踏まえてお伝えしていきます。
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停止されたのがGoogleアドセンスアカウントの場合は報酬は一切支払われない
YouTubeアカウント(チャンネル)の削除と、広告収益の支払いに関して重要なのは「停止された対象がGoogleアドセンスアカウントなのか、それともYouTubeアカウントなのか」という点です。
もし、停止されてしまったのがGoogleアドセンスアカウントであれば、基本的に報酬は支払われません。
おそらく、YouTubeアドセンスに取り組んでいる方は下記のような形でのアカウント紐づけを行っていると思います。
GoogleアカウントA(Googleアドセンスアカウント)
GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1)
GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル2)
GoogleアカウントD(YouTubeチャンネル3)
※GoogleアカウントAに対して、B、C、Dを紐づけて、B、C、Dのアカウント内にそれぞれYouTubeチャンネルを作る形式。
上記の場合に、もしGoogleアカウントA(Googleアドセンスアカウント)が無効化されてしまった場合は、B、C、DのYouTubeチャンネルから発生していた広告収益は受け取れなくなります。
大元のGoogleアドセンスアカウントが停止されてしまった形になるので、Google・YouTubeから「報酬を受け取る資格がない」と判断されてしまう形です。
俗に言う「Googleアドセンスの無効化」という事象です。
停止されたのがYouTubeアカウント(チャンネル)の場合は報酬が支払われる可能性あり
一方、大元のGoogleアドセンスアカウントに複数のYouTubeチャンネルを紐づけているときに、一つのYouTubeチャンネルだけが停止されてしまった場合は、報酬が支払われる可能性があります。
先ほどの例でご説明すると、下記のような状態になっているケースです。
GoogleアカウントA(Googleアドセンスアカウント) → 有効
GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1) → チャンネル停止・削除(YouTubeにログイン不可)
GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル2) → 有効
GoogleアカウントD(YouTubeチャンネル3) → 有効
上記の場合、GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1)で発生した分の広告収益のみ差し引かれた状態で報酬が支払われる形になります。
GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1)のみがアカウント停止されてしまっているものの、大元のGoogleアドセンスアカウント、C&Dで作成したYouTubeチャンネルは生きている状態であれば、C&Dのチャンネルは問題なく運営されているチャンネルという扱いになります。
一部のYouTubeチャンネルが停止(削除)された場合でも支払いのタイミングも通常通り
Googleアドセンスアカウントが有効な状態で、そこへ紐づけている複数のチャンネルのうち、一部だけが停止(削除)場合、報酬支払のタイミングは通常通りの流れで支払いが行われます。
仮に、1月1日~1月31日の広告収益の発生状況が下記のようになっていたとします。
GoogleアカウントA(Googleアドセンスアカウント) → 有効
GoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1) → 広告報酬 10万円
GoogleアカウントC(YouTubeチャンネル2) → 広告報酬 10万円
GoogleアカウントD(YouTubeチャンネル3) → 広告報酬 10万円
※この状況で1月31日の23時59分にGoogleアカウントB(YouTubeチャンネル1)が停止・削除されてしまったとします。
この場合、アカウントBでは、ほぼ1ヶ月間まるまる広告収入が発生していますが、この分の広告報酬は支払われなくなってしまいます。
通常の支払いの流れでは2月後半に1月分の広告報酬が支払われることになりますが、停止されてしまったBで発生した10万円は支払いが行われず、CとDで発生した計20万円のみ支払われることになります。
YouTubeアドセンスの報酬確定と支払いの流れをおさらい
YouTubeアドセンス(Googleアドセンスも同様)の報酬確定と、支払いまでの流れは下記のような形になっています。
- 1月1日~1月31日:1月分の報酬発生時期
- 2月15日前後:1月分の報酬金額が確定
- 2月22日~25日頃:1月分の報酬が振り込まれる
※報酬受け取りに指定した銀行口座などにより若干前後する場合があります。
仮に、1月分の報酬が確定する前の段階(例えば、1月31日)でYouTubeチャンネルが停止・削除された場合、報酬金額確定前の2月10日くらいまでにGoogleアカウントBが復活すれば、1月に発生した10万円もきちんと支払われる可能性が出てきます。
ただし、アカウント停止後に報酬が支払われるか否かは個別状況によっても異なる可能性がある点は注意が必要です。
「停止 → 復活」というイレギュラーケースを除けば、私の経験則や私の周りの人たちからの情報としては「停止・削除されたYouTubeアカウント(YouTubeチャンネル)分の広告報酬は支払われない」というのが正しいです。
大前提としては、YouTubeアカウント・YouTubeチャンネルが停止されないような方法で動画投稿を行っていくのが、YouTubeで稼ぎ続けるための秘訣です。
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取り上げられてしまったアドセンス報酬は広告出稿主へ返金される(と思われる)
「YouTubeアカウント・チャンネル停止により、消えてしまった報酬がどこへ行ってしまうのか」は明らかにされていません。
おそらく、不正クリックなどの形で広告出稿主側に返金されるのだと予想されます。
私は広告出稿主側(GoogleやYouTubeにお金を支払って広告を載せる側)としての経験もあるのですが、その経験から言えば、YouTubeチャンネルへの報酬支払対象にならなかった報酬は広告出稿主に返金されている感覚があります。
まとめ
YouTubeアカウントが停止・削除されないようにチャンネル運営を行っていくことはもちろんですが、仮にチャンネルが停止されてしまったとしても、広告報酬の支払いがどうなるのか?を事前に知っておくのは良いことだと思います。
「アカウント停止された分も支払われる」と勘違いしていて、いざ振込時期になって「実際には支払われない」となってしまうと、ご自身のビジネスのキャッシュフローにも影響が出てくるはずです。
例えば、30万円の報酬支払いがあると思っていたのに、実際に支払われた報酬が20万円だったとしたら、その影響は大きいでしょう。
(そういうケースは聞いたことがありませんが)運よく、アカウント停止されたチャンネルの分の報酬が支払われた場合は、それはそれでラッキーとして受け取って良いと思います。
「売上予測30万円 → 実際の入金20万円」は大問題ですが、「売上予測20万円 → 実際の入金30万円」はむしろ有難いことですからね。
ご存じの通り、ビジネスにおいてキャッシュフローの計算や計画は重要なものなので、YouTubeアカウントが停止された場合の報酬支払いに関しては、この記事で解説した内容を頭の片隅に入れておくことをお勧めします。
もちろん、YouTubeアカウントを停止されないように運用するのが一番なので、今後も安全な運用を心がけていきましょう。
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