YouTubeアカウント(=YouTubeチャンネル)は、作ったばかりの段階では機能制限がかかっていて、YouTubeの機能をすべて使うことができません。
YouTubeのすべての機能を使うためには、電話番号の認証をする「アカウント確認」を行う必要があります。
・15分を超える動画のアップロード(投稿)
・カスタムサムネイルの設定
・ライブ配信
・Content ID の申し立てに対する再審査請求
上記の4つの機能が使えるようになります。
特に「15分を超える動画のアップロード」と「カスタムサムネイルの設定」に関しては、YouTubeチャンネルの再生回数を増やすために必須の機能です。
このため、YouTubeチャンネルを作ったら基本的には「アカウント確認」を行うことをお勧めします。
ただし、何も考えずにアカウント確認を行ってしまうと、あとあと後悔してしまう可能性もあるため、まずはこの記事を読んで「YouTubeアカウントの確認・認証」について、しっかりと理解しておきましょう。
※2022年1月更新:YouTubeの設定手順は仕様が頻繁に変更されます。この記事は、2022年1月現在の設定画面のキャプチャ画像となっています。
YouTubeチャンネルで電話番号認証をして「アカウントの確認」をする手順
早速、アカウント確認を行う際の実際の手順を解説していきます。
この記事を見ながらアカウント認証を進めれば、3~5分くらいで電話番号認証 → アカウント確認を完了できます。
YouTube Studioへアクセスする
まずは、アカウント確認を行いたいYouTubeチャンネルにログインします。
ログインをしたら、アイコンをクリックして表示されるメニューの中から【YouTube Studio】をクリックします。
YouTube Studioへアクセスしたら、左側のメニュー内にある【設定】をクリックします。
設定画面が表示されたら【チャンネル】→【機能の利用資格】の順番でクリックします。
この段階では「スマートフォンによる確認が必要な機能」の右側の箇所が「利用資格あり」という灰色の表示になっています。この状態では、YouTubeの機能をすべては使えていない状態です。
「スマートフォンによる確認が必要な機能」の右にある【✔】のようなマークをクリックして、【電話番号の確認】をクリックします。
ここにも4つの機能が制限されている状態であることが書かれています。
これらの機能は、チャンネルが現在コミュニティ ガイドラインの違反警告を受けていない場合で、かつ電話番号が確認済みの場合に利用可能です。
・15 分を超える動画
・カスタム サムネイル
・ライブ配信
・Content ID に関する再審査請求の申し立て
電話番号の確認を行う
「アカウントの確認」の画面が表示されたら、「居住国」、「確認コードの受け取り方(SMSを推奨)」、「電話番号」をそれぞれ選択・入力してから、【送信】をクリックします。
(後ほど詳しく解説しますが、一つの電話番号で確認できるアカウントは1年間に2つまでです)
入力した携帯番号あてにGoogleからメールが送られてきます。メール内に記載されている6桁の確認コードを入力して【送信】をクリックします。
6桁のコードを正しく入力すれば、【YouTubeアカウントが確認されました】と表示され、アカウントの確認が完了します。
YouTubeの機能制限が解除されたことを確認する
YouTube Studioの設定画面をもう一度見てみると、「スマートフォンによる確認が必要な機能」が【有効】の表示に変わっていて、【電話番号の確認】にも✔マークが付くようになります。
これで制限されていたYouTubeの機能が使えるようになりました。
YouTubeチャンネルのアカウント確認が完了すれば、あとは、どんどん動画を投稿して再生回数を伸ばしていくだけです。
特に、カスタムサムネイルの設定はYouTube動画の再生回数を伸ばすために必須の機能なので、ぜひ積極的に活用していきましょう。
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補足:カスタムサムネイルの設定からでもアカウント確認は可能
アカウントの確認(電話番号の確認・認証)は、動画をアップロードしたときのカスタムサムネイル設定からでもできます。
YouTubeチャンネルへ動画をアップロードすると、動画のタイトルや説明文を設定する画面が表示され、それらの項目の一つに「サムネイルの設定」があります。
ここにある【サムネイルをアップロード】を選択します。
アカウントの確認が完了していないチャンネルの場合、「この機能を使用するために必要な確認:カスタムサムネイルを追加するには、まず電話番号を確認してください」というメッセージが表示されます。
ここで【確認】をクリックすると、先ほどと同じ電話番号の入力画面へ移動します。
「YouTube Studioの設定画面から確認」or「サムネイルのアップロードから確認」どちらの場合であっても、使えるようになる機能は同じなので、やりやすい方法でアカウントの確認を行っていきましょう。
注意点:アカウント確認は一つの電話番号で1年間に2つまで
YouTubeチャンネルの再生回数・登録者数を伸ばしていくためには、アカウントの確認は必須です。
ただし、YouTubeの仕様でアカウントの確認が可能なのは一つの電話番号で1年間に2つまでとなっています。
1月1日に「090-1234-5678」でチャンネルAとチャンネルBのアカウント確認を行った場合、この電話番号でチャンネルCのアカウント確認を行えるようになるのは、次の年の1月1日以降となります。
ちなみに、チャンネルAは「1月1日」、チャンネルBは「7月1日」に確認した場合、翌年の1月1日以降にチャンネルCの確認が可能になり、翌年の7月1日以降にチャンネルDの確認が可能になります。
どのチャンネルでアカウント確認を行うかは考えるべき
大抵の人は携帯番号を一つしか持っていないと思いますので、むやみやたらにアカウント確認を行うのではなく、きちんと「このチャンネルを中長期的に育てていこう!」と考えている場合にのみ、アカウント確認を行うことをお勧めします。
実際、私もテスト的に作成したチャンネルに関しては、アカウント確認を行わずに動画投稿をやる場合も多々あります。
アカウント確認はチャンネルごとに必要
また、機能制限を解除するためのアカウント確認はYouTubeチャンネルごとに必要になります。
acb123@gmail.com というGmailアドレスで「チャンネル1」と「チャンネル2」を作ったとします。
「チャンネル1」でアカウント確認を行った場合、機能制限が解除されるのは「チャンネル1」だけです。
「チャンネル2」でも機能制限を解除したい場合は、改めて「チャンネル2」で電話番号の確認を行う必要があります。
上記のような仕組みになっているため、ある程度、電話番号認証・アカウントの確認は慎重になったほうが良いです。
もし、いま運営しているYouTubeチャンネルで、電話番号の認証を行うべきか判断が難しい場合は、まずはこちらの無料メール講座で効果的なYouTube攻略ノウハウを学んで、「このチャンネルなら再生回数を伸ばしていける!」と確信してから、電話番号の認証を行うのも良いと思います。
YouTubeの電話番号認証・アカウント確認ができない場合の対処法
この記事で解説している手順通りに電話番号の認証を行っても、うまくアカウント確認ができない場合もあるかもしれません。
原因によっても対処法が異なるため、下記の項目の中から自分の状況に合うものをチェックして対応していきましょう。
YouTubeから確認コードが届かない or 送信できない場合
正しい電話番号を入力したのにもかかわらず、確認コードが届かない場合、スマホの設定でSMS受信拒否を行っている可能性が考えられます。
迷惑メッセージが送られてくるのを防止するために、SMS受信拒否を行っている場合は、一時的に受信拒否設定を解除してください。
受信拒否設定の解除方法については、「ドコモ SMS 拒否設定」などで検索すると、携帯キャリアの公式ヘルプページが出てきます。
SMSの受信拒否設定を解除しても確認コードが届かない場合、YouTubeのシステムが混雑している可能性もあります。
この場合は、少し時間をおいてから改めて電話番号の確認を行ってみてください。
「電話の自動音声メッセージで受け取る」を試してみる
確認コードをSMSで受け取れない場合は、同じ番号のまま「電話の自動音声メッセージで受け取る」を選択してみると、コードを受け取れる可能性があります。
入力した番号宛てにGoogleから電話がかかってきますが、人と会話をするわけではなく、自動音声メッセージが流れるだけなので安心してください。
格安SIM・格安スマホを使っている場合、SMSに対応していないプランでの契約になっている可能性もあります。
SMSに対応していない場合は、電話で確認コードを受け取ることになります。
固定電話の番号を入力している場合
2022年1月現在、YouTubeアカウントの確認は固定電話の番号ではできなくなっているようです。
携帯電話の番号を入力して、もう一度、確認コードの送信を行ってください。
電波の良いところへ移動して確認コードを再送信する
携帯電話の電波状況が悪いと、SMSを受信できない可能性があります。
電波が良く入る場所へ移動して、改めて確認コードの送信・受信をしてみてください。
特に格安SIMや楽天モバイルなどは、まだまだ電波が入りにくい場所が存在する印象です。
実際、私は2台目のスマホとして楽天モバイルを使っていますが、自宅の一部の部屋では電波が非常に入りにくい時があります。
「この電話番号で作成されたアカウントの数は上限に達しています」と表示された場合
YouTubeのアカウント確認は「一つの電話番号で1年間に2つのチャンネルまで」という上限が設定されています。
1年間のうちで3つ目のチャンネルを作ろうとした場合、エラーメッセージが表示されて、アカウント確認ができません。
この場合は、「家族など近しい人の電話番号を借りる」か、「格安スマホなどを契約して新しい電話番号を取得する」など、別の電話番号を用意する必要があります。
アカウント確認をすることでチャンネルで使えるようになる4つの機能
しっかりと中長期的に育てていくつもりがあるチャンネルについては、アカウント確認を行うことを推奨しています。
アカウント確認を行うことで、次の4つの機能が使えるようになるため、チャンネルを成長させる上で有利になります。
・15分を超える動画のアップロード(投稿)
・カスタムサムネイルの設定
・ライブ配信
・Content ID の申し立てに対する再審査請求
それぞれ、どのように役立つのか簡単に解説していきます。
15分を超える動画のアップロード(投稿)
いまのYouTubeは視聴回数だけでなく、“視聴時間”も重視されるようになってきています。
最近のYouTubeを見ていると分かると思いますが、15~20分の動画は割と多く、30~40分の動画をも珍しくありません。
こういったYouTube内の流れ・トレンドを考えると、あなたのチャンネルでも尺の長い動画を投稿していく可能性は十分にありますし、尺の長い動画は効果的です。
「せっかく頑張って作った長い尺の動画がアップロードできない…」といった事態にならないように、アカウント確認を行っておくと良いでしょう。
カスタムサムネイルの設定
アカウント確認を行うべきもっとも重要な理由は、初期状態ではカスタムサムネイルの設定ができないからです。
YouTubeの視聴者は、検索結果や関連動画に表示されたカスタムサムネイルを見て、その動画を再生するか、再生しないかを決めています。
このため、魅力的なカスタムサムネイルを設定して視聴者の興味を引くことは、動画の再生回数を増やすために必須です。
ライブ配信
ライブ配信を行わなくても人気のYouTubeチャンネルを作ることは可能ですが、ライブ配信を行うことでチャンネル登録者との関係性を強くすることができるのは事実です。
あなたも、自分が好きな動画投稿者がライブ配信をしていて、相互にコミュニケーションを取ってくれたら、さらに、その方のファンになると思います。
必須機能ではありませんが、やはり使えるようになると大きな武器になります。
Content ID の申し立てに対する再審査請求
YouTubeでは、Aさんが投稿した動画に対して、Bさんが「Aさんの動画の中で使われているコンテンツは私のコンテンツです」といった主張を行うことができます。(もちろん、虚偽の申告は絶対NGですし、申告した側が訴えられる可能性もあります。)
あなたが投稿している動画が、きちんとオリジナルで撮影しているものであれば、この申請を受けてしまう可能性は低いのですが、世の中には「自分のコンテンツではないのに“自分のコンテンツである”と虚偽の申告を行う」悪い人、悪い団体がいます。
そういった悪い人たちに目を付けられてしまった場合に、しっかりとYouTubeに対して無罪を主張する手段が「Content ID の申し立てに対する再審査請求」です。
あまり必要になることはない機能ですが、自分のYouTube動画・コンテンツを守るためには大切な機能です。
YouTubeでアカウント確認を行ったら、次にやるべき事とは?
アカウント確認後は、YouTubeの機能をフル活用して再生回数・登録者数を伸ばしていきましょう。
再生回数・登録者数を伸ばすためにYouTubeの機能を活用するもの重要ですが、もっと重要なのは“正しいYouTubeの攻略法”を知り、それを実践していくことです。
最近ではYouTubeに動画投稿をする人が少しずつ増えてきましたが、ほとんどの人たちは何も考えずになんとなく動画投稿を行っているだけです。
残念ながら、それではチャンネルの再生回数・登録者数は伸びていきません…。
もし、あなたがYouTubeチャンネルの再生回数・登録者数を伸ばして、YouTubeから広告収入を得てみたいのであれば、まずは効果的なYouTube攻略法を学んでみることをお勧めします。
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