YouTubeで成功するためには、自身のチャンネル・動画の再生回数を伸ばしていく必要があります。
投稿した動画の再生回数を増やす方法の一つとして、YouTube内での検索順位最適化(YouTube内SEO対策)も重要です。
ただ、YouTube内SEO対策についてネットで検索してみると、やるべき事やノウハウ・テクニックが多すぎて、どの対策が本当に重要で効果があるのか迷ってしまう場合も多いのではないでしょうか。
この記事では、2013年からYouTube内SEOについて研究し続けてきている現役YouTube動画投稿者の私が、本当に効果があるYouTube内SEOノウハウ・テクニックに絞って、初心者の方でも分かりやすいように解説を行っていきます。
「YouTube内SEO対策のノウハウやテクニックを知りたい!」、「YouTube内での自分の動画の検索順位をもっと上げたい!」といった方はぜひ参考にしてみてください。
この記事で解説するノウハウ・テクニックをあなたのYouTubeチャンネル・動画に取り入れれば、YouTube内検索において上位表示を実現できる可能性がグンと高くなります!
- 1 YouTube内SEO対策とは、YouTube内検索での表示順位を上げること
- 2 YouTube内SEO対策のポイント
- 3 YouTube内SEO対策はチャンネル構築の初期段階では重要
- 4 YouTube内の検索結果で上位に表示されるロジックとは
- 5 動画単位で実施するYouTube内SEO対策のノウハウ&テクニック
- 6 チャンネル単位でのYouTube内SEO対策のノウハウ&テクニック
- 7 上位表示を目指すなら最終的にはチャンネル自体の評価を高める必要がある
- 8 過剰なYouTube内SEO対策はチャンネル削除の危険性があるので要注意
- 9 YouTube内SEO対策を実施するのに役立つツール
- 10 まとめ:YouTube内SEO対策は必要最低限を実施すればOK
YouTube内SEO対策とは、YouTube内検索での表示順位を上げること
YouTube内でキーワード検索を行うと、上部に広告が表示され、その下に検索結果が表示されます。
上の画像の赤枠の「検索結果」において、自分の動画をできるだけ上位に表示されるように対策を行うことを「YouTube内SEO対策」と呼びます。
なお、SEOはSearch Engine Optimizationの略であり、日本語に訳せば「検索エンジン最適化」です。
この記事では、YouTube内SEO対策(YouTube内での検索エンジン最適化)を「YouTube内の検索結果での上位表示を狙うこと」という意味で使用していきます。
YouTube内SEO対策のポイント
YouTube内SEO対策について細かすぎる部分まで意識し始めると、一つ一つの動画を投稿すること自体が面倒になってしまう可能性があります。
それくらい「効果があるとされているYouTube内SEO対策ノウハウ・テクニック」は大小さまざまなものが存在しています。
中には効果が薄いもの・効果が疑わしいものもあるため、まずはYouTube内SEOにおけるポイントを理解した上で、必要十分な対策を行っていくことをお勧めします。
YouTube内で検索順位を上げる効果は限定的
GoogleやYahoo!で自分のWebサイトが上位に表示されるようにする通常のSEOと比較して、YouTube内で検索順位を上げる効果はそこまで高くはありません。
もちろん、一定の効果はありますので、やったほうが良い対策ではあるのですが、YouTube内SEO対策は必要最低限の対策のみでも十分であることをまずは覚えておきましょう。
YouTubeは関連動画経由でのアクセスが最も多い
YouTubeで成功するために、YouTube内検索の攻略はあくまでも“補助的なもの”という位置づけです。
なぜなら、再生回数の多いチャンネルのYouTube Studio(旧:YouTubeアナリティクス)のデータを見てみると、アクセスの8割以上が関連動画経由のアクセスとなっているからです。
これは私が所有している多岐にわたるジャンルの複数のチャンネルで確認できていますし、私がコンサルティングを行っている方々にも見られるデータです。
つまり、多くの視聴者はYouTube検索経由であなたの動画へアクセスして来るのではなく、ほとんどが関連動画経由でアクセスして来ているのです。
YouTube内SEOはこだわりすぎずに必要最低限の対策を実施すべき
YouTube内SEO対策について学び、YouTube内の検索結果で上位表示を狙うこと自体は良いことです。
しかし、限られた時間でより大きな成果を生み出すことを考えた場合、YouTube内SEO対策は、そこまで注力すべき項目ではありません。
まずはその前提をしっかりと理解した上で、この記事で解説しているYouTube内SEO対策の具体的なテクニックを、取り入れられる部分から取り入れていってみてください。
「この対策は手間がかかりすぎるな…」と思う項目があれば、無理してその方法を取り入れる必要はない、と気軽に考えても問題ありません。
なお、この記事ではYouTube内SEO対策について深く掘り下げるため「YouTubeチャンネル運営で成功するための“真のキーポイント”」については、別途、下記の無料メール講座内で解説していますので、興味があればこちらもチェックしてみることをお勧めします。
↓
YouTubeアドセンスで成功するための本当のキーポイントとは?
YouTube内SEO対策はチャンネル構築の初期段階では重要
YouTube内SEO対策に注力しすぎる必要はないのですが、チャンネルを作ったばかり・動画を投稿し始めたばかりの段階では、YouTube内SEO対策が重要な意味を持ちます。
チャンネルを立ち上げたばかりの時は動画の投稿本数も少ないため、他のYouTubeチャンネルの関連動画に表示されにくいからです。
また、自分の動画A→自分の動画Bといったアクセスの導線も多くはありません。
このため、動画の投稿本数が少ない初期段階ではYouTube内の検索からのアクセスを集めていくことが重要になってきます。
YouTube内の検索結果で上位に表示されるロジックとは
YouTube内の検索結果で上位に表示されるためには、下記の要素が重要だと考えられます。
1.検索キーワードと動画の関連性(テキストのマッチ度合い)
2.動画自体の内容・クオリティ
3.ユーザーからの満足度(高評価・コメントなど)
これらの要素はGoogleが正式に公開しているわけではなく、あくまでも外部の企業・人による検証結果をもとに「これらを重視して検索結果を決めているのではないか」という要素です。
ただし、私が何年間もYouTubeへの動画投稿を行ってきた経験から言っても、上記の要素をもとに検索結果が決まっていることは間違いないと思われます。
検索キーワードと動画の関連性(テキストのマッチ度合い)
基本的には、入力された検索キーワードが動画タイトルに入っているほうがYouTubeの検索結果の上位に表示されやすくなります。
例えば、ユーザーが「YouTube SEO対策」と検索したのであれば、「YouTube内SEO対策のポイント○選」、「YouTubeでSEO対策を行う時の注意点」などの形で、動画タイトルにキーワードが含まれているほうが良い、ということです。
動画自体の内容・クオリティ
最近では、YouTubeのシステムが動画の中身も確認した上で表示順位を決めていると考えられます。
(まだまだ精度は低いようですが)YouTubeの自動字幕機能を見ると、YouTubeのシステムが「動画内ではどんな言語で、どんな内容が話されているのか」を分析していることが分かります。
このため、動画タイトルに対策したい検索キーワードを含めることは重要ですが、動画の中身もその検索ワードにあった内容のコンテンツであればあるほど、検索結果の上位に表示されやすくなります。
ユーザーからの満足度(高評価・コメントなど)
ユーザーからの高評価・好意的なコメント・動画のシェアなど、ポジティブなアクションをもらえる動画のほうが上位表示されやすい傾向があります。
YouTube(Google)は、「ユーザーが検索したキーワードに対して適切な検索結果を返す」ことを目指しています。
例えば、YouTube内のSEO対策について解説された動画Aと動画Bがあったときに、動画Aは高評価が100、動画Bは低評価が100だったとします。
この場合、動画Aのほうがユーザーのニーズを満たすことができている良い動画と考えられますので、「YouTube SEO」と検索したユーザーに対しては、動画Aを上位に表示したほうがユーザーの満足を得られる可能性が高くなります。
上位に表示されるための要素と考えられるものは他にも存在しますが、優先度・重要度が高いものは上記の3つです。
この3つの要素を意識しながら、下記で解説するYouTube内SEO対策を実施していくことで、より上位表示される可能性が高くなります。
動画単位で実施するYouTube内SEO対策のノウハウ&テクニック
上位表示を実現するためのYouTube内SEO対策は、大きく分けて「動画単位で実施する施策」と「チャンネル単位で実施する施策」があります。
まずは、動画単位で実施するYouTube内SEO対策について、具体的なノウハウ・テクニックを解説します。
それぞれの重要度も大・中・小で記載していますので、重要度が高いもの、かつ、実施できるものから取り入れていきましょう。
動画タイトルに検索需要があるキーワードを盛り込む(重要度 大)
動画タイトルには、検索需要があるキーワードを1~2つ程度盛り込むことを推奨します。
キーワードをいくつ入れれば良いのか判断が難しい場合は、自分が狙いたいキーワードを一つだけ入れれば問題ありません。
“検索需要があるキーワード”については、実際にYouTube内で検索されているキーワードを盛り込みます。
YouTube内でよく検索されているキーワードの見つけ方は、実際にYouTubeの検索窓に特定のキーワードを入力します。
例えば、YouTubeのSEOに関して解説している動画のタイトルによく検索されているキーワードを盛り込みたい場合は、「YouTube SEO」といった形で実際に検索してみます。
YouTubeの検索窓にキーワードを入力すると、よく検索されている関連キーワードが表示されます。
この結果を見てみると、上から4番目に「youtube seo 対策」というキーワードがありますので、このキーワードを盛り込む形でタイトルを設定します。
例えば、「YouTube SEO対策を解説!」や「YouTube SEO対策はどうすればいいの?」といったタイトルを付けます。
動画説明欄に適切にキーワードを盛り込んだ説明を記載する(重要度 中)
動画説明欄には、動画内容をきちんと説明する・補足する形で自然な説明文を記載します。
先の「YouTube SEO対策を解説!」の例で言えば、「SEO対策」とキーワード検索を行う人もいれば「検索対策」や「上位表示対策」と検索を行う人もいると考えられます。
そういった別キーワードでの需要も拾っていくためには、例えば下記のように動画説明欄に記載を行います。
この動画ではYouTubeのSEO対策としてYouTube検索内で上位表示を実現する検索対策について解説しています
動画の内容を説明している自然な文章であれば、スパムと認定されてしまうこともなく、かつ、視聴者が動画内を見なくても動画説明欄を見るだけでどんな内容の動画なのかを理解できるようになります。
自然な補足説明はYouTube内のSEO対策になるだけでなく、視聴者にとっても親切な補足になるのです。
動画説明欄については、動画タイトルほどの効果はないため、もし“適切で自然な動画に関する説明”が分からず、不自然なキーワードの羅列を行ってしまうくらいであれば、動画説明欄には何も記載しないほうが良いです。
ライバルチャンネルが使っているキーワードをタイトルに盛り込む(重要度 中)
自分が投稿しようと考えている動画にどんなタイトルを付けるべきか悩んでしまったら、自分が付けようと考えているキーワードで実際にYouTube内で検索を行ってみます。
その検索結果の中で、視聴回数が大きい動画やチャンネル登録者数が多いチャンネルが投稿している動画を見ます。
それらに使われているキーワードは再生回数が大きくなっているという点で、YouTube内で検索需要がある可能性が高いと判断できます。
チャンネル登録者数が多いチャンネルであれば、しっかりと戦略を考えて運営されている可能性が高いため、タイトルに付けているキーワードもしっかりとした考えがあって設定されている場合が多いです。
このため、実際に再生回数が大きな動画で使われているキーワードをあなたの動画に取り入れていくのも良い戦略と言えます。
また、同じような動画を投稿しているライバルチャンネルが設定しているキーワードを使っていくことにより、そのライバルチャンネルとあなたのチャンネルの関連度も上がっていきます。
成功しているライバルチャンネルとの関連度が上がれば、あなたの動画がライバルチャンネルの関連動画表示枠に関連動画として表示される可能性も高くなります。
動画の視聴維持率を高く保てるように意識する(重要度 大)
ユーザーがあなたのYouTube動画を見たときに「動画のどの箇所まで見てくれているか?」を表す数値が視聴維持率です。
例えば、5分の動画を2分30秒まで見てくれるユーザーがいたとしたら、このユーザーの視聴維持率は50%ということになります。
この視聴維持率が高い動画ほど、検索結果の上位に表示されやすく、また、他者のチャンネルの関連動画にも表示されやすくなる傾向が見られます。
「視聴維持率」という言葉が少し難しい印象になってしまいますが、要は、より多くの人がより長く見てくれている動画=良い動画(面白い、役に立つ、ユーザーの問題を解決している)ということです。
視聴維持率を高めるためには、動画の最初の5秒以内に興味を引く映像などを持ってくると効果的です。
「最初の15秒以内で興味を引きましょう」と推奨している人もいますが、私の経験上、5秒以内に興味を引かないとその後の視聴離脱が多くなる印象です。
この点に関しては、実際に投稿した動画のデータを見ながら、視聴維持率を高める工夫ができないか考えていきましょう。
なお、視聴維持率の目安として「50%以上だと良い数値」と言えますので、参考にしてみてください。
YouTube Studio → コンテンツ → (見たい動画の)アナリティクス → エンゲージメント
サムネイルのクリック率を高くできるように意識する(重要度 大)
検索結果や関連動画にあなたの動画が表示されたときに、よりクリックされやすいサムネイルを設定していると、その後も表示されやすくなります。
これは、YouTube側としても「よりクリックされやすい動画(ユーザーに興味を持ってもらいやすい動画)を表示したい」という意図があるためです。
- キーワードを検索したユーザーが気になるワードをサムネイルに入れる
- サムネイルのデザインに目につきやすい色を使う
- サムネイルに表示する文字を大きめに設定し、視覚的に分かりやすくする
動画のジャンルによっても異なりますが、一つの目安としてサムネイルのクリック率は5%以上を目指すと良いです。
もし、動画アップロード後にサムネイルのクリック率が低い場合は、サムネイルを変更することでクリック率の改善を目指していきましょう。
YouTube Studio → コンテンツ → (見たい動画の)アナリティクス → リーチ → インプレッションのクリック率(=その動画のクリック率)
視聴者からの動画の評価を高める(重要度 大)
あなたの動画を見た視聴者から、高評価・好意的なコメント・共有など、ポジティブなアクションをもらうことも、その動画の評価が高まり、検索結果の上位に表示されやすくなる一つの要因となります。
動画内で高評価を呼び掛けたり、コメントを促したりすることで、ポジティブナアクションが増える可能性が上がります。
ただし、視聴者からの評価については視聴者自身に委ねられている部分も大きいため、あなたができる事は、日々、動画のクオリティを高める努力をコツコツと行っていくことです。
こちらで解説しているような正しいYouTube攻略ノウハウをもとに、愚直にチャンネル運営を行っていけば、視聴者から高い評価を受けるチャンネルを作ることは可能です。
チャンネル単位でのYouTube内SEO対策のノウハウ&テクニック
続いて、YouTubeチャンネル単位で実施できるSEO対策のノウハウ・テクニックを解説していきます。
チャンネル名に関連キーワードを含める(重要度 小)
例えば、「子猫 飼育方法」というキーワードで上位表示を狙いたい場合、「○○の子猫飼育日記」や「子猫の○○チャンネル」といった形でYouTubeのチャンネル名にも関連するキーワードが入っていたほうが有利になる可能性があります。
ただし、これに関してはYouTube内SEO対策の中でも重要度は小さいですし、運営するチャンネルの方向性にもよりますので、無理をしてまで設定する必要はありません。
YouTubeチャンネル自体のキーワードを設定する(重要度 小)
こちらもYouTube内SEOに対する効果・重要度としてはそこまで高くはありませんが、簡単に設定できる項目なので設定しておくことを推奨します。
YouTubeには、チャンネル自体が「どんな動画を投稿しているチャンネルなのか」を示すキーワードを設定する機能が存在します。
個別の動画に設定するタグと同じように、チャンネル自体にもタグ(キーワード)を設定することができます。
YouTube Studio → 設定 → チャンネル → 基本情報 → キーワード欄に入力する
運営チャンネルにおいて、中長期的に狙っていきたいビッグワードやチャンネルを示す大きなジャンルを記載しておくと良いです。
あなたのチャンネル自体が、YouTubeから「このチャンネルは○○について、動画を投稿しているチャンネルである」と認識されることにより、同ジャンルで投稿する個々の動画も上位表示される可能性が高くなります。
YouTubeチャンネルの概要欄に適切な説明を記載する(重要度 小)
チャンネル自体のキーワード設定と同様に、チャンネルの概要欄には「どういったチャンネルなのか」、「どんなジャンルの動画を投稿しているのか」を記載しておきましょう。
こちらもYouTubeに対して、「このチャンネルは○○に関連する動画を投稿しているチャンネルである」ということを認識してもらうための要素となります。
YouTube Studio → カスタマイズ → 基本情報 → 説明
チャンネル内に特定のジャンルに関連する動画を複数投稿する(重要度 大)
YouTubeの中に特定のジャンルが多く投稿されていれば、YouTubeのシステムからも「このチャンネルは○○のジャンルに対して専門性のあるチャンネルである」と認識され、そのジャンルに関連する動画であれば検索結果で上位表示されやすくなります。
例えば、「すでに100本を超える猫の動画が投稿されているチャンネルA」と「猫の動画が1本しか投稿されていないチャンネルB」があったときに、「子猫の飼育方法」という動画を投稿したら、チャンネルAのほうが上位に表示されやすくなります。
長期的に特定ジャンルのキーワードで上位表示を実現していこうと考える場合、YouTubeチャンネル全体でそのジャンルに特化していくことをお勧めします。
上位表示を目指すなら最終的にはチャンネル自体の評価を高める必要がある
一朝一夕でできるSEO施策ではありませんが、最終的にはあなたのYouTubeチャンネル自体の評価を高めていくことが個々の動画をYouTube検索で上位に表示させる要因になってきます。
・チャンネル登録者数が10万人のチャンネルが投稿した動画A
・チャンネル登録者数が10人のチャンネルが投稿した動画B
という2つの動画が、どちらも全く同じタイトル・同じ動画内容だった場合、YouTubeとしてはどちらを上位に表示したいと考えるでしょうか。
答えは明白で、動画Aを上位に表示するはずです。
これは通常の検索エンジンのアルゴリズムと同様に、信頼性がある情報元(この場合はYouTubeチャンネル)のほうが視聴者にとって有益である可能性が高いからです。
信頼性があるチャンネル、YouTubeから高く評価されるチャンネルが投稿している動画のほうが視聴者にとって有益であり、喜ばれる可能性が高いです。
このため、あなたが投稿した動画すべてで上位表示を実現したいのであれば、自分のYouTubeチャンネル自体の評価を高めるべきなのです。
YouTubeチャンネル自体の評価を高めるためには、コツコツと動画投稿を続けてチャンネル登録者を増やし、視聴者から順調に高評価・好意的なコメントをもらっていくことが重要です。
過剰なYouTube内SEO対策はチャンネル削除の危険性があるので要注意
ここまでYouTube内SEO対策のノウハウ・テクニックを解説してきましたが、YouTubeでのSEO対策はほどほどにしておいたほうが安全です。
というのも、過剰なSEO対策を行ってしまった場合、スパム行為とみなされ、YouTube動画・YouTubeチャンネルを削除されてしまう可能性もゼロではないからです。
- 動画タイトルに不自然なほどSEO対策キーワードを詰め込む
- 動画説明欄に関連キーワードを羅列する
- 動画のタグに関連キーワードを多く設定しすぎる
そこまでシビアになりすぎる必要はありませんが、YouTube内で過剰なSEO対策を行ってもメリットは全くなく、デメリットは大きいので、SEO対策は無理のない範囲で実施していくのがお勧めです。
YouTube内SEO対策を実施するのに役立つツール
YouTubeにおけるSEO対策のメインは、適切な対策キーワードを含めた動画タイトルを設定することです。
その意味では、YouTubeの検索窓に実際にキーワードを入力し、関連ワードを確認するだけでも問題はありません。
もう少し踏み込んで動画タイトルに入れるキーワードを選びたい場合は、下記のツールを使ってみるのも良いでしょう。
Keyword Tool で実際に検索されているキーワードを取得する(無料)
YouTubeの検索窓にキーワードを入力しても、表示されるキーワード候補は10個程度です。
しかし、Keyword Tool を使うと、YouTube内で検索されている関連キーワードを数百個単位で取得できます。
英語のサイトですが、使い方は簡単です。
ちなみに、有料版を使うと各キーワードのYouTube内での検索ボリュームも取得できます。
Keyword Tool へアクセスする → YouTubeのタブを選択 → キーワードを入力して検索 → 右下の「Copy / Export」からキーワード候補をコピー、または、エクセルでダウンロード
Ahrefs ならYouTube内の検索ボリュームも取得可能(有料)
Ahrefs(エイチレフス)を使うと、YouTube内での関連キーワード・YouTube内での検索ボリュームを取得できます。
基本的には有料ツールですが、日本語にも対応しているため、有料でも良い場合は、Ahrefs(エイチレフス)がお勧めです。
なお、キーワードのコピペやダウンロードはできませんが、無料お試しでも検索ボリュームが一部見られるので参考になります。
Ahrefs へアクセスする → YouTubeのタブを選択 → 国を選択する → キーワードを入力して「キーワードを探す」をクリック
まとめ:YouTube内SEO対策は必要最低限を実施すればOK
すでにお伝えしている通り、YouTube内SEO対策はYouTubeで成功するための要素として、そこまで重要度は高くはありません。
なぜなら、チャンネルが成長するにつれてYouTube動画へのアクセスがほとんどは関連動画経由になっていくからです。
YouTube内SEO対策に多くの時間をかけすぎたり、タイトル設定に悩み過ぎてしまったりするのではなく、最低限やるべきことだけをしっかりとやっておく意識で取り組むことをお勧めします。
ネット上には、もっと細かいYouTube内SEO対策の情報が出回っていますが、この記事で解説した最低限のSEO対策だけを行えば十分です。
YouTube内SEO対策を難しく考えすぎてしまい、動画投稿の手が止まってしまうくらいであれば、まずはどんどん動画を投稿していったほうが良いです。
そうすれば、実際にアクセスが来ているキーワードが分かってきますし、再生回数が伸びる動画・伸びない動画の傾向も見えてきます。
YouTubeでは動画の内容自体は変えられませんが、動画タイトル・サムネイル・説明欄・タグはいつでも変更可能です。
このため、あまり難しく考えずに手を動かすことをお勧めします。
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