- YouTubeで1再生あたりの広告報酬単価が高いジャンルを知りたい人
- 広告収入単価が高いジャンルで動画投稿をしていきたい人
- YouTubeで広告収入が高いジャンルの見つけ方を知りたい人
YouTubeは、100万人のお客さん(視聴者)から一人1円ずつをもらって100万円を稼ぐようなイメージのビジネスモデルです。
このため、YouTubeにおける広告単価(1再生で何円の広告収入がもらえるのか)は非常に重要ではあります。
この記事を読めば、YouTubeで1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルを知ることができ、さらに、広告収入単価が高いジャンルを見つける方法が分かります。
※2022年1月:最新の状況を踏まえて記事を加筆・修正しました。
広告収入単価が高いジャンルは存在する!
結論からお伝えすると、「○○のジャンルは1再生あたりの広告収入単価が高い傾向がある」といったジャンルは存在しますし、この記事で具体的なジャンルもご紹介します。
ただし、全くの同じ動画テーマのジャンルであっても、そのチャンネルに関連する様々な要素によって1再生あたりの単価は異なるため、あくまでも“傾向”くらいに考えておいたほうが無難です。
以前、私は某ジャンルで2つのチャンネル運営に取り組んでいましたが、投稿しているジャンルが全く同じなのにもかかわらず、2つのチャンネルで1再生あたりの広告収入単価は大きく異なっていました。
このため、動画の投稿テーマ・ジャンルを選ぶときに「このジャンルは1再生あたりの単価が高いから動画を投稿しよう」といった部分にばかり固執してしまうのは、あまりお勧めできません。
視聴者層の年齢が高いジャンルは1再生あたりの単価が高い
YouTubeチャンネルの視聴者層として、“大人が見ている”と想定されるジャンルは広告収入単価が高い傾向があります!
大人が見ているジャンルで1再生あたりの単価が高くなる理由は、YouTubeに広告を出している企業は購買力のあるユーザーへアプローチしたいからです。
お金を持っている(=商品・サービスを購入してくれる可能性が高い)大人の視聴者層には、広告が多く表示されることになります。
結果的に、動画を投稿している側からすると、こういったジャンルは1再生あたりの単価が高くなりやすい傾向があります。
この傾向は明確にあるので、動画投稿を行っていくジャンルを考えるときに意識してみても良いでしょう。
広告収入単価が高いジャンル 5つの具体例
ここでは、一例として広告収入単価が高いジャンルの具体例をご紹介します。
YouTubeには無数の動画ジャンルが存在しますので、もちろん、これ以外にも広告収入単価が高いジャンルは存在します。
下記で紹介する以外の高単価ジャンルの見つけ方については、のちほど詳しく解説します。
投資・株・不動産などの金融系ジャンル
金融系の動画は、基本的に小中高生が見るようなジャンルではなく、大人の層が見るジャンルなので広告単価も高い傾向があります。
また、株であれば数百万円、不動産の場合は数千万円~といった形で、実際に動くお金も大きいため、広告を出している企業側もYouTubeに多くの広告費をかけています。これも1再生あたりの単価が高くなる要因の一つです。
特に、緊急事態宣言など自粛ムードの世の中になってからは、消費意欲が落ち込んだ代わりに、iDeCo(イデコ)やNISA(ニーサ)などの長期投資に興味持つ人が非常に多くなっていて、動画の再生回数を伸ばしています。
ビジネス・転職・起業などのビジネス教育系ジャンル
ビジネス系のジャンルに関しても、ほぼほぼ視聴者層が20代以上の大人の層になっているため、広告単価が高い傾向があります。
例えば、転職や仕事に関するYouTube動画は、小中高生が見ても意味がないジャンルなので、こういったジャンルは99%くらいは大人の視聴者層になっています。
年齢層が高い人が多い趣味のジャンル
例えば、「ゲーム」を趣味にしている人たちを対象にしたゲーム実況であれば、学生から社会人まで幅広い視聴者層が見ています。
一方で、「車関連」の趣味であれば、視聴者層は格段に大人が多くなるでしょう。
車のメンテナンスや車体パーツの直し方などの動画であれば、基本的には視聴者は自分も車に乗っている人(18歳以上の免許を持っている層)だと想定されます。
「車」は一例ですが、年齢層が上の人が趣味にしている可能性が高い動画ジャンルの場合は、広告収入単価も高くなる傾向があります。
ダイエット・健康など悩みが深いジャンル
ダイエットや健康も、子供よりも大人がより興味を持つジャンルなので、広告単価が高いジャンルだと言えます。
また、ダイエット食品や健康系のサプリメントなどは、企業も大きな広告予算を持っており、YouTubeにも多く広告を出しているため、1再生あたりの広告収入単価も期待できます。
美容など企業の広告宣伝費が大きいジャンル
化粧品や美容整形など、「美容」のジャンルも広告単価は高めのジャンルです。
一例として、「美容」をご紹介していますが、YouTubeの広告収入の大きさは「そのジャンルに関連する企業が、どれだけ多くのお金(広告費用)をYouTubeに使っているか」で決まってきます。
ですので、「美容」に限らず、企業の広告宣伝費が大きいジャンルについては、狙い目のジャンルであると言えます。
この他にも、YouTubeでおすすめのジャンルを知りたい場合には、こちらでもYouTubeで稼げるジャンルの具体例を公開しています。
広告収入単価が低いジャンルも存在する
広告収入単価が高いジャンルについては“傾向”というレベルですが、逆に、広告収入単価が低いジャンルは明確です。
- 子供向けのYouTubeチャンネル
- 18禁に近しいジャンルのYouTubeチャンネル
今から新たにYouTubeチャンネルを作って動画投稿を行っていくの出れば、この2つのジャンルはあまりお勧めできません。
子供向けのYouTubeチャンネル
2020年の初めから、明らかに幼児を対象としたようなYouTube動画の広告収入単価は下がっています。
この理由は、簡単に説明すると、YouTubeがアメリカ国内で「児童のオンラインプライバシーを適切に管理しなさい」という注意を受けた影響です。(かなりざっくり説明しています)
これにより、幼児向けのYouTubeチャンネルは広告の表示回数が少なくなり、結果的に1再生あたりの単価が下がってしまっています。
18禁に近しいジャンルのYouTubeチャンネル
明らかに18禁のような内容はYouTubeにアップロードできない規約になっていますが、少しだけそっち系の内容くらいであれば、普通に動画投稿できます。
ただし、昔から広告が表示されにくいジャンルなので、1再生あたりの広告収入単価が低くなる傾向があります。
特に大手企業は、こういった類の動画が再生される前に自社の動画広告が流れると企業イメージが悪くなると考えるため、広告の露出を避けたがります。
ちなみに、広告出稿側のプラットフォーム(Google広告)では、「18禁のジャンルには広告を表示しない」という設定ができます。
たいていの企業はこの設定を行っているため、このジャンルには広告が出にくいのです。
そもそもYouTube動画の「1再生=0.1円」は事実ではない
一般的に、YouTubeにおける1再生当たりの広告収入単価は0.1円と言われています。
動画の再生回数×10%の金額が広告収入としてもらえるということです。
例えば、動画が1万回再生されれば1,000円の報酬、10万回再生されれば10,000円の報酬、100万回再生されれば100,000円の報酬という意味です。
この「1再生=0.1円」というのは、半分は事実で、半分は事実ではありません。
YouTubeにおける再生回数と広告収入単価は「チャンネルや動画投稿ジャンルにより1再生当たりの広告収入単価は変わるけれど、だいたい平均すると1再生当たり0.1円くらい」という認識が正しいです。
私が所有しているチャンネルでも、1再生当たりの広告収入単価が0.07円くらいのチャンネルもあれば、1再生当たりの広告収入単価が0.2円くらいのチャンネルもあります。
また、1再生が0.4円や0.5円と高単価になるチャンネルも実際に存在します。
つまり、1再生あたりの広告収入単価は、ジャンルやチャンネルによって大きく異なるのです。
「1再生あたり0.1円の収入」は目安としては役立つ数字
チャンネルによって1再生あたりの単価は異なりますが、「1再生=0.1円」という数値は目安として役に立ちます。
私の場合、YouTubeの参入ジャンルを決めるときに、事前の想定として、「1再生=0.1円」を基準として考えています。
もっと堅めに想定数字を出すときは「1再生=0.07円」くらいで考えます。
新規で立ち上げるチャンネルで、月間10万円以上の広告収入を得たいと考えたとします。
1再生0.1円で考えると、月間で100万回再生され続けるチャンネルを目指すことになります。
もっと堅めに考える場合、1再生0.07円と仮定して、月間145万回再生以上ずっと再生され続けるYouTubeチャンネルを目指せば良いと分かります。(1,450,000回再生×0.07円=101,500円)
このように、「1再生=0.1円」は100%正しい数字ではありませんが、これからYouTubeアドセンスに取り組む方は、「1再生=0.1円」を収入の目安として、動画投稿を行っていくジャンルの選定やチャンネル運営を行っていくことをお勧めします。
ちなみに、2022年からでも「YouTubeで広告収入を稼いでみたい!」という場合は、今後も3年、5年、10年と長期的に稼ぎ続けるためのYouTube攻略ノウハウを無料で公開していますので、興味があればチェックしてみてください。
「1再生=0.1円」でも稼ぎ続けることは可能!
1再生の広告収入単価が0.1円と聞くと、「数万円を稼ぐだけでも大変そう…」と思ってしまうかもしれませんが、実際は大変ではないので安心しましょう。
YouTubeで広告収入を得るビジネスモデル(=YouTubeアドセンス)の大きなメリットは、過去に投稿した動画もずっと再生され続けることです。
一度、動画を投稿したら、その動画に対するメンテナンスは基本的に不要で、その動画はずっとYouTubeに残り続けます。
だから、常にヒットする動画を出し続けなければいけないかと言うと、決して、そんなことはないのです。
毎回、毎回、ヒット動画を出し続けなくても、毎月、数十万~数百万回の再生回数を稼ぎ続けることは可能ということです。
昨日YouTubeへ投稿した動画も、1年前に投稿した動画も、ずっとあなたのチャンネルの再生回数を増やすことに貢献し続けてくれます。
チャンネル運営を継続し、コツコツと動画投稿を続けていけば、チャンネル内にどんどん動画が増えていき、再生回数が積み上がっていきます。
このような仕組みになっているので、仮に収入が「1再生=0.1円」であっても、毎月、多くの広告収入を稼ぎ続けることも十分に可能なのです。
広告収入単価が高いジャンルより“評価が高いチャンネルを目指すこと”が重要
「○○のジャンルは1再生当たりの広告単価が高い傾向がある」というのは事実ですが、同じジャンルの中でもチャンネルによって1再生あたりの単価は異なります。
私はYouTubeにおいて色々な研究を行っていて、同じジャンルで複数のチャンネルを運営していた時期もあり、この結論に達しました。
ゲーム実況を行っているチャンネルAとチャンネルBにおいて、まったく同じゲームタイトルをプレイしていたとしても、AとBでは1再生当たりの広告収入単価が異なります。
全く同じジャンルのチャンネルですら、YouTubeの裏側のシステムによって広告収入の単価が異なるわけです。
このため、外部の人間である私たちが「このジャンルは単価が高いはず!」と狙って100%当てていくのは、あまり現実的ではありません。
ただし、同じジャンルでも、チャンネルの評価が高いほうが1再生あたりの単価が大きくなる傾向は見られます。
※評価は、高評価数・好意的なコメント数・チャンネル登録者数・視聴維持率の高さ、などです。
「どのジャンルで動画を投稿を行えば、1再生あたりの広告収入単価が高くなるのか」を考えすぎるのではなく、「自分の興味があるジャンルで再生回数が大きい動画をたくさん作り、チャンネル登録者を増やしてYouTube側から高く評価されるためには何をするべきか」を考えるほうが良いです。
実際、私自身は動画のジャンルによる広告収入単価の高低をあまり気にせずに「自分が参入したジャンルにおいて、いかにトップを取るか」を考えるようにしています。
ちなみに、YouTubeへの動画投稿初心者でも、これから動画投稿を行うジャンルで圧倒的なトップを取るためのノウハウ・テクニックについては、こちらのYouTube攻略無料メール講座でも詳しく解説しています。
単価が高くても興味がないジャンルでのチャンネル運営は苦痛なだけ
私は、これからYouTubeチャンネルの運営を始める方に対しては、1再生あたりの広告収入単価にこだわりすぎず、自分の興味があるジャンルで動画投稿を行っていったほうが良いとお伝えしています。
なぜなら、YouTubeチャンネルの運営を成功させるための重要な要素は“動画投稿を継続すること”だからです。
興味がないことを継続することほど、苦痛なことはありません。
- そもそも興味がないので動画化できる内容がない。
- 動画を作るために新たに勉強・情報収集しなければいけない。
- 興味がない勉強・情報収集は苦痛でしかない。
- 興味がないジャンルで無理やり動画を作っても良い動画は生まれない。
- 動画投稿する作業自体が苦痛になってしまう。
結果的に、動画の再生回数も思うように伸びないですし、チャンネル登録者数も増えないので、稼ぐことができません。
つまり、広告収入単価の高低よりも、自分の興味・関心を優先した方が良いということです。
YouTubeの広告収入単価を上げるための本質的な考え方
「1再生当たりの単価が高いジャンルに動画投稿をしなければ!」と無理に考えなくても、十分な広告報酬を得ることは可能です。
しかし「どうしても1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルで動画投稿をしていきたい!」と考える方もいるかもしれません。
そういった方に向けて、広告収入単価が高いジャンルを見つけるための本質的な考え方について解説します。
広告収入単価が高いジャンルの見つけ方
「そもそもYouTubeの広告はどういったロジックで配信されているのか」を考えることは、広告収入単価が高いジャンルを見つける上で重要です。
YouTubeの広告は、下記の流れで配信されています。
1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルを狙いたいのなら、「広告出稿主が何を考えているのか」、「広告出稿主の狙いは何か」を考える必要があります。
あなたがお酒メーカーの広告宣伝費担当者だったとして、YouTubeに広告を出したいと思ったら、何を考え、どうやって広告を出すのかを考えると思います。
お酒の場合、小中学生に広告を表示させても意味がないので、20歳以上のユーザーに広告を出したいと考えるでしょう。
YouTube動画広告には年齢を選択して広告出稿を行う機能が存在します。
お酒の広告の場合、未成年のユーザーには広告配信が行われないように制限して広告プロモーションを行うはずです。
これが広告出稿主が考えている事の一例です。
分かりやすく「お酒」としましたが、広告出稿主が考えていることを予想して、その行動をもとに自分自身の参入ジャンルや投稿動画を考えることで、理論的には1再生あたりの広告収入単価が高いジャンルに近づけます。
単価が高いジャンルを見つけるための3ステップ
1.YouTubeに多くの広告を出している企業はどのような企業が多いのかを考える
2.その企業がメインターゲットとするユーザーの属性を考える(年齢・性別など)
3.多くの企業がメインターゲットとしているユーザーに向けて動画を投稿する
上記を意識すれば、あなたの動画やチャンネルの1再生当たりの広告収入単価は高くなるはずです。
とはいえ、私は上記のような考え方で動画を投稿するジャンルを検討したり、投稿する動画の内容を考えたりするのは、そこまで意味がないとも思っています。
なぜなら、思考法としては正しいのですが、結局は「YouTubeの外側からの予測」でしかないからです。
それこそ、考えに考え抜いて「このジャンルであれば広告収入単価が高いはず!」と思って投稿を始めてみても、実際は普通に1再生当たり0.1円くらいで落ち着くこともあるでしょう。
予想・推測に時間をかけすぎるよりも、「実際の行動」と「実際のデータ」をもとにして改善したほうが大きな金額を稼げます。
だから、自分の興味・関心やYouTube内の需要をリサーチして投稿ジャンルを決めたら、どんどん動画投稿を行っていくほうがいいのです。
実際に動画投稿を行えば「データ」という100%の事実が得られます。
そのデータを分析して、「広告収入の単価を高めるためには何ができるのか」、「このジャンルで人気になるためには何を改善すべきか」を考えるほうが絶対にいいです。
「再生回数を増やすこと」を考えるほうが重要!
結局、1再生当たりの広告収入単価がいくら高くなっても、チャンネル全体としての再生回数が増え続けていかなければ、ほとんど意味がありません。
極論、1再生で1円稼げるジャンルがあったとしても、月間の再生回数が1,000回で頭打ちになるジャンルだったとしたら、月に稼げる金額の上限は1,000円にしかなりません。
だから、1再生あたりの単価についてはあまり難しく考えず、シンプルに「どんどん再生回数を増やしていこう!」というスタンスで動画投稿をやっていくのがベストです。
ちなみに、下記では再生回数が集まりやすいお勧めのジャンルについて、具体的に「このジャンルはお勧めです!」と暴露した資料を無料でプレゼントしていますので、これから新しくYouTubeチャンネルを始める場合はチェックしてみることをお勧めします。
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