完全に物凄い偏見ですが、
私は「海がない県にある寿司屋」を信用していません。
繰り返しになりますが、完全に偏見です。
いや、なんとなく、新鮮さが少なそうじゃないですか。
だって、海がないんだから。
で、そんな海なし県の栃木に実家がある私は、
つい先日、栃木県にあるお寿司屋さんに行きました。
まぁ結論から言うと、めちゃめちゃ美味しかったです。
とまぁ海なし県の寿司屋を信用していなかったのは、
半分本気で、半分冗談みたいな感じですが、
でも、これってなんとなくイメージはご理解頂けると思います。
例えば、海がない県の寿司屋に
美味しそうな海鮮丼Aが1300円であったとします。
一方で、新鮮な魚介が取れそうな海の近くにある寿司屋に
美味しそうな海鮮丼Bが2300円であったとします。
この場合、90%以上の方が、
Bの海鮮丼のほうが美味しそうだと思うはずです。
実際は、どちらも同じ海鮮丼だったとしても、です。
なぜかと言うと、
人は勝手に行間を埋めたり、
周辺情報から物事を判断する傾向があるからです。
海鮮丼Aに関しては、
海がない&1300円なので、
「まぁそれくらいかな?」って感じになると思います。
でも、海鮮丼Bに関しては、
海の近く&2300円なので、
「おー!これは新鮮に違いない!」って感じになるはずです。
たったこれだけの違いで、原価が同じなのであれば、
1000円の利益が上乗せされます。
で、上記はあくまでも一例であって
こういった仕掛けとか演出って世の中に、たくさん存在します。
そして、そういった演出をうまく盛り込んでいるビジネスは
美味しく利益を得ています。
要は、元となる商品・サービスが
高品質であることは前提ですが、
それ相応の演出があれば、
高い価格でも勝負できるということです。