あなたのように真面目な人ほど、
ビジネスや自分自身の仕事において100点満点を目指そうとしがちです。
仕事が丁寧な方とかは、こういった傾向が強いと思います。
もちろん、仕事が丁寧であることは非常にいいことですし、
その方自身の強みにはなります。
しかし、作業対効果を考えた時に、
常に100点満点を追及することが重要かというと、
決して、そうではないわけです。
例えば、YouTubeアドセンスとかって
まさにそんな感じだと思うんですよね。
超クオリティーが高い100点満点の動画であっても、
再生回数が思ったように伸びないこともあります。
逆に、80点くらいの動画であっても、
ビックリするくらい再生回数が伸びる場合が往々にしてあるんですね。
であれば、1時間も2時間も時間をかけて、
100点満点の動画を作成するよりも、
30分くらいでサクッと80点くらいの動画を作成していったほうが
最終的な利益は大きくなるはずです。
要は、
「その時々における目的は何か?」
ということが重要になってくるわけですね。
そんなことを考えていて思い出したのですが、
昔、社会人になったばかりのときに
こんなことを言われたことがありました。
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100点満点の提案書を作っても、提案日に間に合わなければ意味がない。
間に合わずに提案ができないのならば、
80点のクオリティーでもいいので、提案日に間に合わるべきだ。
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結局、ビジネスの最終目標は利益を出すことです。
であれば、
100点満点のクオリティーを目指すだけでなく、
80点のクオリティーでスピードを重視すべき場面も出てきます。
その時々やビジネスの性質によって、
クオリティーを重視するのか、スピードを重視するのかを判断していくと、
利益の最大化が図れるはずです。
丁寧さはいいことなのですが、
丁寧過ぎることは機会損失にもつながりかねないのです。
この辺は臨機応変に対応していくのが良いでしょう。