当たり前の話ですが、小説を読もうと思った場合、
最初から最後まで読むのが読み方として正しいです。
いきなり、途中の章から読んでも内容を全く理解できないでしょうし、
盛り上がりもなにもなく、まったく楽しめないはずです。
ただ、ビジネス書に関しては、
最初から最後まで読むという方法は非効率です。
ビジネス書は小説とは異なり、
大どんでん返しがあるわけではないです。
ある意味、淡々とノウハウやテクニック、考え方が書かれています。
ほとんどのビジネス書は、どこから読んでも
その章で語られている内容は十分に理解できますし、活用することもできます。
つまり、小説などは
楽しむために最初から最後まで読む必要がありますが、
ビジネス書は自分にとって必要な部分だけをピックアップして
読んでいけばいいわけです。
分かりやすいイメージとしては説明書と同じような感じです。
テレビでも電子レンジでも
説明書を最初から最後まで読む人はあまりいないと思います。
それよりも、自分が使ってみたい機能とか、
操作方法が分からない時だけ説明書で確認するはずです。
ビジネス書もこれと一緒で、目次を見て、
いまの自分に必要な個所や自分が直面している問題を解決してくれそうな部分だけを
読んでいくのがいいです。
「ビジネス書を多く読んでいます!」というビジネスマンの方は
大抵がこういう読み方をしています。
読書量の多いビジネスマンは、
ビジネス書を“読んでいる”のではなく、“活用している”ということです。
もし、貴方が
「もっと読書をしたい!」
「もっとビジネス書を読んで勉強しないと!」
と思っているのにもかかわらず、
「本を読む時間がなかなか取れない」と悩んでいるのであれば、
取り扱い説明書をイメージして
ビジネス書と向き合ってみることをお勧めします。
ビジネス書の良いところは
その本の中にある一つのアイディアや一つの考え方を取り入れるだけでも、
多くのリターンを得られる点です。
仮に、1500円のビジネス書であっても
その中の1つの章や一つの文章を理解して活用した結果として
1500円以上のリターンが得られれば、
自己投資として十分なリターンが得られたと考えて問題ないです。