セールスの経験がある方なら体感的に分かっているかもしれませんが、
「多くのお客さんは嘘つき」です。
もっと丁寧な言い方をすると、
「お客さんは、自分の欲望・要望について、正しく認識できていないので、
結果的に嘘をついていることが多々ある」
ということです。
これは自分自身に当てはめて考えてみると、よく理解できるはずです。
例えば、貴方が、どうしても欲しくて
長年ずっと探し続けていた物があったとします。
手に入れることを夢見て、
手に入れることができたら、最高に嬉しい物だとします。
その物を「10万円であれば、即断即決で買いたい」と思っていたとしましょう。
でも、実際には、
それが12万円や15万円で売られていたとしても、普通に買うはずです。
理由は単純で、
「貴方にとって本当に欲しいものだから」です。
その時点で、
「○○が10万円なら買いたい」
という要望は嘘だったことになります。
自分自身の成長のチャンスや成功するキッカケを
逃したくないのであれば、
この性質をうまく活用したほうがいいです。
例えば、
「いまビジネスに使えるお金は30万円」と考えていたとして、
それだけを忠実に守っていると、成長のチャンスを失います。
その状況において、
貴方の人生を変えられるチャンスが
100万円で手に入るのならば、
自分の考えを覆したほうが絶対にいいわけです。
また、貴方がセールスを行う立場になったときも、
この“嘘つき理論”を理解しておくといいです。
貴方のお客さんが
「○○を5万円で売ってください」と言ってきたとしても、
その金額というのは結果的に、嘘である場合が多いです。
それは、あくまでも要望としての5万円なので、
実際は、5万円以上でも販売することは可能です。
ということで、
まとめると、
売り手側の立場のときは「相手が嘘つきである」と認識することで、
利益を増やすことができます。
買い手側の立場のときは、
「自分が嘘つきである」と認識することで、
成長や成功のチャンスが増えます。
上記は、自己成長においても、セールスにおいても
非常に重要な考え方です。