YouTubeへ動画投稿をしていると「YouTubeでアフィリエイトをやって稼いでみたい!」と考えることもあると思います。
YouTubeの動画概要欄にアフィリエイトリンクを掲載して、アフィリエイト報酬を得ることは可能です。
ただし、正しい方法でYouTubeアフィリエイトに取り組まないと、最悪の場合、大切なYouTubeチャンネルが削除されてしまう危険性もありますので注意が必要です。
この記事では、2013年からYouTubeで稼ぐ研究をはじめて今も稼ぎ続けている筆者が、初心者の方にも分かりやすいように、YouTubeアフィリエイトのはじめ方からメリット・デメリット、実践時の注意点まですべてを解説していきます。
これを読めば、あなたも安心してYouTubeアフィリエイトに取り組んでいくことができるようになります。
前提:YouTubeアフィリエイトの2つの種類とは
YouTubeアフィリエイトについて詳しく解説を行っていく前に、世間で言われている「YouTubeアフィリエイト」という言葉の定義について整理しておきましょう。
「YouTubeアフィリエイト」とは、下記の2つを指していますが、それぞれ全く異なる稼ぎ方なので、まずは違いを理解しておく必要があります。
YouTubeアドセンス(広告収入)
YouTubeにおける最もメジャーな稼ぎ方として、「YouTubeチャンネルにアドセンス広告を掲載して稼ぐ方法」があります。
この方法も広い意味では「YouTubeアフィリエイト」と呼ばれていますが、本記事で解説する方法とはやり方が大きく異なります。
YouTubeチャンネルで広告収入を得るためには、該当のチャンネルにおいて、① 過去12か月間の総再生時間4,000時間以上 ② チャンネル登録者数1,000人以上 という2つの基準をクリアする必要があります。
もし、「YouTubeアドセンス」と呼ばれている広告収入を得る方法について詳しく知りたい場合は、下記で詳細をチェックしてみてください。
YouTubeに広告を表示する収益化の条件&他の収益化方法を徹底解説! |
YouTube × アフィリエイト(成果報酬型広告)
「YouTubeチャンネルとアフィリエイト広告(成果報酬型広告)を組み合わせて稼ぐ方法」も「YouTubeアフィリエイト」と呼ばれています。
具体的には、YouTubeチャンネルへ動画を投稿し、その動画の概要欄にアフィリエイトリンクを掲載します。掲載したリンク経由で商品・サービスが購入された場合に報酬が発生する流れです。
この記事では、こちらの方法を「YouTubeアフィリエイト」と定義し、以降で詳しく解説していきます。
YouTubeアフィリエイトの始め方・やり方の手順
YouTubeアフィリエイトを実践したい場合、下記の流れで進めていきます。
YouTubeチャンネルで広告収入を得るYouTubeアドセンスとは、やり方が異なる部分も多くあります。
YouTubeチャンネルを作成して動画を投稿する
まずは、YouTubeチャンネルを作成して、そのチャンネルに何本か動画を投稿していきます。
このとき、チャンネルに投稿する動画のテーマを一つに絞ったほうがYouTubeアフィリエイトでも稼ぎやすいです。
また、さまざまなテーマの動画を投稿しているチャンネルよりも、特定テーマのみを投稿しているチャンネルのほうが、ASPの審査も通過しやすくなる可能性があります。
すでにYouTubeチャンネルを運営している場合は、まずはそのチャンネルを使っていっても良いでしょう。
ASPに登録を行う
アフィリエイト広告を取得するために、ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)への登録を行います。
昔は、アフィリエイト広告を掲載するためにWebサイトやブログが必要でしたが、近年ではYouTubeの勢いが増してきていることもあり、YouTubeチャンネル・動画へアフィリエイト広告を掲載してOKとするASPが増えてきています。
- Amazonアソシエイト
- 楽天アフィリエイト
- A8.net
- バリューコマース
- アクセストレード
- afb
上記は有名なASPのみを掲載していますが、これら以外にもYouTubeアフィリエイトが可能なASPは存在します。
もし、すでに使っているASPがある場合は、そのASPのヘルプページや利用規約を確認して、YouTubeチャンネルへのアフィリエイト広告掲載が可能かどうかを確認してみてください。
ASP(アフィリエイト・サービス・プロバイダー)とは
ASPとは、簡単に言えば「アフィリエイト広告を取りまとめている広告代理店」のことです。
アフィリエイト広告を出したい企業と、アフィリエイト広告を掲載したいメディア(ブログ運営者やYouTubeチャンネル運営者)の間に入り、両者をマッチングさせています。
ASPにYouTubeチャンネルの情報を登録する
YouTubeチャンネルでアフィリエイト広告を掲載するためには「このYouTubeチャンネルにアフィリエイト広告を掲載します」という申請を、ASPに対して行う必要があります。
これ自体は、ブログやWebサイトにアフィリエイト広告を掲載する場合と同じ手続きです。
例えば、ブログへの広告掲載の場合は、ASPの「メディア登録」の箇所でブログのURLを登録します。
一方、YouTubeでの掲載の場合は、YouTubeチャンネルのURLをとしてASPの管理画面からメディア登録する形になります。
アフィリエイトしたい案件を選ぶ
ASPには無数のアフィリエイト案件が存在していますが、それらすべてがYouTubeでアフィリエイト可能なわけではありません。
アフィリエイト広告によっては、ブログやWebサイトのみでしか取り扱えない案件もあります。
ASPによって表記は異なりますが、「YouTubeでのアフィリエイトがOK」の案件の中から、自分が紹介したいと思える案件を選んでみましょう。
アフィリエイト案件に提携申請をする
アフィリエイトしたい案件が決まったら、提携申請を行います。
案件によって、審査のあり or なしが存在します。「審査あり」のアフィリエイト案件の場合、ASPに登録しているYouTubeチャンネルのコンセプトや、すでに投稿している動画内容によって、掲載OKかNGの審査が行われます。
例えば、他人の批判ばかりをしている動画を投稿しているチャンネルがあったとしたら、企業側もブランドイメージを気にして掲載許可を出さない可能性が高いです。
上記は極端な例ですが、他にも「ダイエットに関する情報ばかりを投稿しているチャンネルの場合は、投資のための証券口座開設のアフィリエイト掲載は許可しない」などもあり得ます。
ASP・広告出稿主側の審査基準は明かされていないため、もし提携不可になってしまった場合は、チャンネルのコンセプトを見直したり、動画内容を見直したりして再度申請を行ってみましょう。(基本的に審査は何度でも受けられます)
案件内容にマッチした動画を制作する
アフィリエイト案件にマッチした内容で動画を制作し、YouTubeで公開します。
アフィリエイト経由で商品・サービスを購入してもらうためには、その商品・サービスのメインターゲット(買ってくれそうな人)と、YouTube動画を見てくれる視聴者層を合致させる必要があります。
- 成約しにくい悪い例・・・40代以上の男性が見るような動画を投稿する
- 成約しやすい良い例・・・20~30代の女性をターゲットにした美容情報の動画を投稿する
概要欄にアフィリエイトリンクを掲載する
動画内で取り上げた商品に関して、動画の概要欄(説明欄)にASPから取得したアフィリエイトリンクを掲載します。
動画の概要欄に、そのままアフィリエイトリンク(URL)をコピペすれば、視聴者が見た時もクリックできる形式でリンクが掲載されます。
視聴者が掲載されたリンクから商品・サービスのページへ飛び、購入などのアクションをすると、ASPからあなたへ報酬が支払われます。
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YouTubeアフィリエイトの5つのメリット
YouTubeアフィリエイトに取り組む場合、下記のようなメリットがあります。
これらを加味して、ご自身にメリットがあると思えたら、ぜひYouTubeアフィリエイトにチャレンジしてみてください。
登録者が1,000人以下でも稼げる可能性がある
投稿したYouTube動画に動画広告やバナー広告を表示して稼ぐYouTubeアドセンスの場合、YouTubeチャンネルの登録者数が1,000人以上にならないと、広告を表示することができません。
しかし、YouTubeアフィリエイトの場合は「チャンネル登録者数が○○以上でなければいけない」といった基準はないため、チャンネルの動画が数本だけで、登録者数が少なくても、アフィリエイト広告を掲載できる可能性があります。
結果的に、チャンネル登録者数が1,000人以下であっても稼げる可能性が出てきます。
少ない再生回数でも収益が出る可能性がある
YouTubeアドセンスの場合、チャンネルや動画テーマによっても異なりますが、動画1再生あたりの報酬は0.1~0.5円程度です。
仮に、1再生が0.1円だった場合、1万円の報酬を得るためには動画の再生回数が10万回必要になります。(10万回×0.1円=1万円)
一方のYouTubeアフィリエイトの場合、報酬単価2,000円の案件を5件成約できれば、それだけで1万円の報酬になります。(2,000円×5件=1万円)
それこそ、商品・サービスが非常に魅力的であれば、動画の再生回数が100回や200回といった少ない回数であっても、その中から5人が購入してくれることもあり得ます。
上記のような可能性があるため、YouTubeアフィリエイトの場合は少ない再生回数でも収益が発生する場合もあるのです。
アクセスが集まるまでのスピードが早い
ブログやWebサイトと比較した場合、YouTubeアフィリエイトはアクセスが集まるまでのスピードが早いです。
例えば、「○○クレジットカードの魅力」という動画を作成してYouTubeで公開した場合、公開と同時に再生される可能性もあります。
一方のブログやWebサイトの場合は、記事を公開してからアクセスが集まるまでに数日程度は時間がかかる場合も多いです。
ブログやWebサイトの評価によっては、アクセスが来るまでに1ヶ月以上かかることもあり得ます。
また、例に挙げた「○○クレジットカードの魅力」のような競合が多いキーワードでブログ記事を書いても、検索エンジンからのアクセスが全く来ない場合も全然あります。
検索エンジンからのアクセスも期待できる
最近は、通常のGoogle検索の検索結果にもYouTubeの動画が表示されるケースが増えています。
このため、「Google検索 → 検索結果に表示されたYouTube動画をクリック → YouTube動画が再生される」というアクセスの流れも期待できます。
ちなみに、通常の検索エンジンでは競合が多く激戦のキーワードであっても、YouTube動画は検索エンジンほどライバルがいないケースも多いです。(全く同じキーワードであっても、YouTube内のほうが競合が少ないブルーオーシャンの可能性がある)
文章が苦手でも実践できる
文章を書くのが苦手でアフィリエイトをあきらめていた人にとって、YouTubeアフィリエイトはメリットが大きいです。
YouTubeアフィリエイトでは、動画で商品の良さや使用感を伝えれば良いので、文章力は必要ありません。
もちろん、その分、動画撮影や動画編集のスキルは多少は必要になってきます。
YouTubeアフィリエイトの5つのデメリット
YouTubeアフィリエイトはメリットばかりのように感じるかもしれませんが、当然、デメリットも存在します。
YouTubeアフィリエイトはメリットも多いですが、下記のようなデメリットを考えると、個人的にはYouTubeアドセンスで稼ぐ方法のほうが初心者の方にとっては、おすすめだと思っています。
正しく取り組まないとチャンネルがBANされる可能性も
YouTubeチャンネルを活用してアフィリエイトを行う場合、きちんとYouTubeの規約に沿ってアフィリエイトを行わないと、大切なYouTubeチャンネルがBAN(アカウント停止・削除)されてしまう可能性もゼロではありません。
YouTubeアドセンスに取り組む場合もチャンネル削除の可能性はありますが、YouTubeアフィリエイトのほうが、ついうっかり誤ったやり方を実践してしまう危険性が大きいため注意が必要です。
しっかりと注意していただくために詳細は後ほど解説しますが、ただただ概要欄からアフィリエイトリンク先へ誘導しようとするのは絶対にNGです。
アフィリ案件が終了してしまう可能性がある
アフィリエイトしている案件によっては、その案件自体が終了してしまう可能性がある点は大きなデメリットです。
例えば、体に良い「ABCサプリ」を動画で紹介して、継続的にアフィリエイト販売できていたとしても「ABCサプリ」が販売終了したら報酬が発生しなくなってしまいます。
また、販売終了でなくても、アフィリエイト広告だけが終了してしまう可能性もゼロではありません。
ただし、この点については、今後も中長期的に継続するであろう案件に絞ってアフィリエイトを行っていくことで、ある程度はリスクを回避できます。
売れる案件の選定力が必要
YouTubeアドセンスの場合は、視聴者が動画広告を見てくれるだけで広告報酬が発生します。
しかし、YouTubeアフィリエイトの場合は、視聴者により積極的なアクションを起こしてもらう必要があります。(例えば、サービス購入・資料請求など)
商品・サービスによっては、販売サイト側の問題で非常に成約率が低い案件も存在します。
例えば、全く同じようなサプリメントであっても、「50アクセスで1件売れる商品」もあれば、「1,000アクセスで1件も売れない商品」もあります。
後者のような売れない商品をPRしてしまった場合、いくらアクセスを送り込んでも全く報酬が発生しないこともあります。
このように、YouTubeアフィリエイトの場合は「売れる商品を選定する能力」も稼ぐために重要になってくるのです。
セールス力が必要
YouTubeを見ているユーザーは、基本的に買い物をしたくてYouTubeを見ているわけではありません。
視聴者に、あなたが紹介している商品・サービスの魅力を感じてもらい、「欲しい!」と思ってもらうためには、セールス力・PR力が必要になります。
ただ紹介をすれば売れる、というものでもないのです。
炎上リスクもゼロではない
YouTubeアフィリエイトの場合、あなたが選んで視聴者へ紹介している商品・サービスなので、紹介者としての一定の責任が生じます。
視聴者としては「○○さんが良いと言っていた商品・サービス」という認識になるので、万が一、その商品・サービスに問題が発生した場合、あなたに対してネガティブな感情を抱く人も出てくる可能性はあります。
また、場合によってはアフィリエイトを「ステマ(ステルスマーケティング)」のように捉えている人もいるため、炎上してしまうリスクも存在します。
一方、YouTubeアドセンスの場合は、あなたの動画に表示される広告はYouTubeがシステムで自動的に選んでいる広告になります。
つまり、どんな広告が表示されるかは動画投稿者側ではコントロールできないということです。
この仕組み上、表示された広告に対して責任を負うことはできません。
その意味で、YouTubeアドセンスのほうが気楽に収益を伸ばしていくことができるのです。
YouTubeアフィリエイト実践時の注意点
YouTubeアフィリエイトをやる時に下記の注意点を気を付けないと、最悪の場合YouTubeチャンネルを削除されてしまう可能性もあります。
アフィリエイトを実施する場合は絶対に注意して取り組んでいきましょう。
必ず価値がある動画を投稿する
YouTubeでは「動画のみのコンテンツとして意味をなさず、外部誘導のみを目的としたコンテンツ」の投稿は禁止されています。
アフィリエイト コンテンツは YouTube の利用規約に違反しません。ただし、それのみを目的としたアカウントでアフィリエイト コンテンツを大量に投稿した場合、スパムに関するポリシーに違反する可能性があります。
分かりやすいように、架空の美容サプリである「ABCサプリ」を例に、YouTubeでアフィリエイトをする場合としてご説明します。
「ABCサプリのレビュー・口コミ・キャンペーン価格は?」という動画タイトルを付けて視聴者を呼び込み、実際の動画の中身は「商品の詳細は概要欄のリンクからご確認ください!」という画像が表示されるだけの動画を投稿する。
上記のように動画の中身が何もなく、ただただ概要欄のアフィリエイトリンクをクリックさせようとする動画の場合、スパム動画とみなされて動画が削除される可能性が高いです。
YouTubeへ動画を投稿すれば一定以上のアクセスが集まるため、数年前に上記のようなスパム手法が流行っていた時期がありましたが、今では絶対にNGなやり方です。
「ABCサプリのレビュー・口コミ・キャンペーン価格は?」という動画タイトルはNG例と同じ。ただし、動画の中で実際の商品の質感や大きさ、内容量などを見せながらしっかりとレビューを行う。また、実際に1ヶ月間、継続的にサプリを体験してみた結果・変化・感想などを伝える。
「OKなやり方」のような動画であれば、動画だけで情報が完結していますし、視聴者にとって価値がある動画となっています。
つまり、YouTubeの動画だけで視聴者の満足を得られているか、情報を提供できているか、といった点が重要ということです。
動画概要欄のリンク掲載は禁止ではないが注意が必要
YouTubeの規約上、動画の概要欄に外部リンクを掲載すること自体は禁止されていません。
ただし、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反するようなコンテンツへの外部リンクは禁止されています。
特に、誤って掲載してしまいそうな外部リンクの例を下記に記載します。
- 18禁系・ポルノ系のコンテンツ
- 不正なソフトウェアをインストールするWebサイトやアプリ
- フィッシングサイトや詐欺サイト
- 著作権侵害を行っているサイト(例:漫画の海賊版サイト)
- 規制対象の商品を販売しているサイト(例:アルコール、たばこ、オンラインギャンブル、性的サービス)
- COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関して誤った医学情報を拡散するコンテンツ
上記のようなアフィリエイト案件を動画説明欄に記載していると、該当の動画が削除されることがあります。
削除された場合、通常のコミュニティガイドライン違反と同じ扱いになるため、計3回動画が削除されるとYouTubeチャンネル自体が削除されてしまいます。
アフィリエイト案件を選ぶ際には、YouTubeのコミュニティガイドラインに違反しない商品・サービスを選定しましょう。
「YouTubeアフィリエイトは稼げない」と言われる原因
私の場合、YouTubeアドセンス(広告収入)での稼ぎ方を推奨しているため、今はそこまでYouTubeアフィリエイトには積極的に取り組んでいません。
しかし、YouTubeアフィリエイトで稼いでいた時期もありますので、稼ぐことが可能なのは確かです。
一方で、ネット上では「YouTubeアフィリエイトは稼げない」という声もあり、それは下記のような事情があるためだと考えられます。
もし、すでにYouTubeアフィリエイトに取り組んでいて、思うように稼げていない場合は、下記の原因・要因をもう一度振り返って、改善してみることをお勧めします。
稼ぐためには「案件の選定力」と「PR力」が必須
アフィリエイト広告の中には、どう頑張っても売れにくい商品・サービスが存在するものです。
商品販売ページのデザインや文言によって成約率は大きく異なるものなのです。(例:100アクセスで1件売れる場合、成約率は1%)
もちろん、商品・サービス自体が、その市場にどれくらい求められているモノなのかも成約率に大きな影響を与えます。
はっきり言ってしまうと、売れやすい商品・サービスを選ぶ能力がないと、YouTubeアフィリエイトで稼ぐのは難しいです。
すでにブログやWebサイトでアフィリエイトをやったことがある人であれば、売れる案件の選定ができると思いますが、初心者の方にとってはどれが売れるサービスか分からない可能性もあります。
また、売れやすい案件を見つけられたとしても、その商品・サービスの魅力を最大限伝えて、視聴者の方に行動してもらうPR力・セールス力も必要になってきます。
YouTubeアドセンスより収益発生までの流れが複雑
YouTubeアドセンスの場合、動画投稿者が広告を選ぶ必要がないため、やる事が非常にシンプルです。
- 収益化基準をクリアしてチャンネルを収益化する
- 動画の再生回数が伸びるように動画投稿を継続する
あとは、YouTubeのシステムが勝手に視聴者にマッチする動画広告を掲載してくれますし、動画広告を見てもらうだけで収益が発生します。
つまり、動画投稿者はチャンネル登録者数・動画の再生回数を伸ばすことだけに注力すれば良いのです。
一方で、YouTubeアフィリエイトの場合はもっと複雑な要素が含まれてきます。
動画投稿者側でやるべき事が増えるだけでなく、視聴者にも乗り越えてもらうハードルがいくつも存在します。
- “売れやすい案件”を選定する
- 案件にマッチした動画を制作して投稿
- 視聴者に動画概要欄のリンクをクリックしてもらう
- リンク先で「購入」など何らかのアクションをしてもらう
- 発生した収益に関して、ASPや広告主から「承認 or 非承認」の判定を待つ
意外と忘れがちなこととして、アフィリエイト広告の場合、発生した収益すべてが報酬になるわけではなく、広告主側で「承認されたもののみ」が確定報酬として、あなたに支払われます。
例えば、「代引きで商品が購入されたものの、受け取り拒否をされて商品が戻ってきてしまった…」などの場合は、報酬支払対象の成果としてはカウントされなくなる、などです。
YouTubeアフィリエイトの上手な活用事例
YouTubeアフィリエイトのやり方やメリット・デメリット・注意点を理解いただいたところで、YouTube上での上手な活用事例についてご紹介します。
具体的なチャンネル名をお伝えする形ではありませんが、チャンネルの実例イメージは伝わると思いますし、下記のようなチャンネルはYouTube上で検索すれば具体的なチャンネルがすぐに見つかります。
YouTubeアフィリエイトを実践する際の参考にしてみてください。
書評系チャンネルでのアフィリエイト事例
YouTubeでは、書評や本の要約を動画で配信しているチャンネルも人気があります。
こういったチャンネルでは、動画内で取り上げた本のアフィリエイトリンクを動画説明欄に記載することでアフィリエイト報酬を得ています。
「動画内で本の内容を話してしまったら、実際の本は売れないのでは?」と思うかもしれませんが、実際には売れる可能性があります。
動画の内容が良く、その本が自分にとって役立つと思えば「元の書籍を読んで詳しく勉強してみよう」と思う視聴者も一定数出てくるからです。
- 書籍は販売終了する可能性が低く、中長期的にアフィリエイトで紹介できる。
- 「動画内容」と「売るモノ」が自然とマッチするので、あまりセールスを意識しなくても売れる。
- 書籍に興味がある人は自己投資意識が高いので、本を買ってくれる可能性が高い。
一方、デメリットとして、本は価格が高くても2,000~3,000円なので、その数%がアフィリエイト報酬と考えると、1件1件の報酬は決して高くはありません。
投資系チャンネルでのアフィリエイト事例
2020年以降、外出自粛ムードでお金を使う場面が少なくなってきている影響もあり、投資や資産形成に興味を持つ人が増えてきています。
実際に2020年以降では、iDeCoやNISAなどを活用した投資について情報提供をしているYouTubeチャンネルが、大きく登録者数・再生回数を伸ばしています。
投資教育系のチャンネルでは、動画内で取り上げた「お勧めの証券口座の口座開設」をアフィリエイトしていることが多いです。
動画を見て「勉強になった!」という視聴者が、そのまま口座開設へ進んでくれる可能性もあるため、上手なアフィリエイトの活用方法と言えます。
- 証券口座開設はアフィリエイト報酬が1,000~3,000円などに設定されている案件もあるため、報酬単価が高い。
- 視聴者は無料で証券口座を開設できるので、アクションのハードルはそこまで高くはない。
- 金融リテラシー関連の書籍やお得なクレジットカードなど、関連商品・サービスもアフィリエイトできる可能性がある。
一方、デメリットとしては、リピート購入のような複数回の報酬は見込めない点です。
これは、メインのアフィリエイト案件となる「証券口座開設」は、ひとりのユーザーが、ひとつの証券会社で1回しか口座開設をできないからです。
例えば、視聴者のAさんが「ABC証券」で口座を開設したら、その後Aさんは「ABC証券」ではもう口座開設はできない(する必要がない)という意味です。
YouTubeアフィリエイトはアドセンスとの併用がおすすめ!
この記事を読んでいるYouTubeチャンネル運営の初心者の方には、稼ぐまでの流れがよりリンプルなYouTubeアドセンス(通常の広告収入モデル)を実践することをお勧めしています。
ただ、YouTubeアフィリエイトにもメリット・魅力はあるため、アフィリエイトに興味がある場合は、「アドセンス × アフィリエイト」を併用するのが良いでしょう。
基本的にはYouTubeアドセンスによる広告収入を狙いつつ、チャンネル・動画の内容にマッチするアフィリエイト案件があれば、その都度、動画説明欄にアフィリエイトリンクを掲載していく形です。
私が今まで見てきた限りでは、中長期的にYouTubeチャンネルが成長していくと、アフィリエイト報酬よりもYouTubeアドセンスによる広告収入のほうが大きくなっていきます。
このため、あくまでもYouTubeアフィリエイトによる報酬は「おまけ」として、YouTubeチャンネルの運営に取り組んでいくのが良いです。
実際は、YouTubeアドセンスによる広告収入が大きくなっていけば、再生回数の増加に伴って、アフィリエイト案件による報酬も伸びていきます。
結局のところ、YouTubeで大きく稼ぐためにはチャンネル登録者数・再生回数を伸ばしていくのが重要という結論になります。
なお、YouTubeチャンネルを大きく成長させて、どんどん広告収入を増やしていくための秘訣については、下記の無料メール講座でも解説しています。
もし、あなたがYouTubeチャンネルで毎月6桁以上の収入を安定して得続けたいのであれば、下記もチェックしてみることをお勧めします。
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