YouTube周りの最近の大きな話題と言えば、
2017年8月から頻繁に黄色の収益化マークが表示され
「ほとんどの広告主に適していない」という表示が出るようになった事だと思います。
この黄色の収益化マークに関して
2017年10月26日頃にシステム変更、改善がありましたので
本記事では最新の収益化マーク事情について
YouTubeの公式からアナウンスされている情報と私の実体験を踏まえて解説します。
なお、黄色の収益化マークが発生する事象について
そもそも、あまり良く把握できていない場合には
下記の2つの関連記事も併せて読んでおくことを推奨します。
YouTubeの「ほとんどの広告主に適していない」表示をどうするべきか?収益化マークが黄色になった場合の正しい対応方法 |
“ほとんどの広告主に適していない”YouTube動画はその後どうなった?システム変更後にアドセンス報酬は激減したの? |
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YouTubeヘルプフォーラムでアナウンスされた収益化アイコンに関する公式発表
2017年10月30日にYouTubeのヘルプフォーラムにて
YouTube内部のかたから、下記の公式アナウンスが出ていました。
後ほど、部分ごとに分けて解説を行っていきますが、
ざっくりとでも公式アナウンスには目を通していただくのが良いかと思います。
※画像をクリックすると拡大表示できます。
黄色の収益化マークに関する収益審査システムが改善された流れ
YouTubeの公式アナウンスを読み解くと、
YouTubeにおいて、8月から下記の流れになっていたことが分かります。
1.2017年8月に収益化マークに関して審査プロセスが変更される
2.問題の無い多くの動画が黄色の収益化マークになる
3.問題の無い動画は積極的に再審査請求が行われる
4.再審査請求された動画を担当者が確認してシステムに反映
5.100万以上の動画を実際に目視で確認してシステムに反映
6.新しいシステムを2017年10月26日からリリース
7.結果的に黄色の収益化マークの動画は30%程度減少する見込み
8.ただし、システムは完全ではないので今後も改善していく予定
要は、2017年8月の時点では
黄色の収益化マークが出る裏側のシステム自体は以前と同様であり、
単に「再審査請求のプロセスが追加されただけ」でした。
しかし、8月~10月までの約3ヶ月弱の期間で
動画投稿者からの再審査請求 → 担当者による確認を経て
10月26日頃からはそもそもの裏側のシステムが変更されました。
このため、10月26日以降で
今まで黄色の収益化マークだった動画が緑の収益化マークに変更されたり、
逆に、緑の収益化マークだった動画が黄色になってしまったり、
といったことが起きている方も多いと思います。
そういった事象が起きている場合は、
今回の収益化マークを判断するシステムの変更が影響しているということです。
もし最近、黄色の収益化マークが出ている動画の数を見ていなかった場合は
以前と比べて、自分のチャンネルの収益化状況がどうなっているのかを
確認してみることをお勧めします。
YouTubeの収益審査はAI(人工知能)が行っている!?
今回の公式アナウンスで個人的に興味深いと思ったのは
「機械学習」という言葉があったことです。
YouTubeの諸々の審査についてはAIが行っているといった話は
噂レベルで聞いたことはありましたが、
本当にAIが緑の収益化マークと黄色の収益化マークを分類しているようです。
確かに、全世界で1日にアップロードされるYouTube動画の数は膨大なので、
こういう分野ではまさにAIの技術が生かされる部分でしょう。
とはいえ、2017年10月のシステム変更後も
収益審査に関するAIのシステムはまだまだ不完全だと思っています。
私が所有しているあるチャンネルにおいても
未だに、単純にキーワードレベルで
広告表示の制限を判断されている傾向が見られます。
例えば、
「Aというキーワードを使っていたら広告制限をかける」
といった単純な判断になっているということです。
その際に動画内容や前後の文脈は、あまり考慮されていないように感じています。
もちろん、絶対にNGなキーワードというのは世の中に存在します。
しかし、文脈によって、
NGなのか、OKなのかが変わるキーワードも無数に存在するはずです。
現状では、そういった曖昧なキーワードは
とりあえず、すべて黄色の収益化マークに分類され、
その後の再審査請求によってシステムを改善していく方針のようです。
実際、今回の公式アナウンスでも下記のような文言があります。
新しいシステムは機能が向上されていますが、まだ完全ではありません。もし誤って黄色のアイコンが表示されていると感じたら、お手数ですが今後も再審査請求の手続きをお願いいたします。
- 中略 -
システムの改善は今後も継続し、変更を加えたらその都度お知らせします。
今後も収益に関するシステムは改善され続けるようなので、
常に最新情報を入手し、自身が所有しているチャンネルの収益化状況も
日々、チェックしておいたほうが良いと思います。
より根本的な解決としては
YouTubeが望んでいるチャンネル、広告を表示しても問題ないチャンネルを
運営していくのが一番望ましいですね。
YouTubeが望んでいる動画、視聴者に好かれるチャンネルといった
本質的なYouTubeノウハウを学びたい場合はこちらがお勧めです。
2017年10月以降に黄色の収益化マークが出たらどう対処すべきか?
再審査請求のプロセスが追加された8月の段階では
黄色の収益化マークが出ても、
何もせずに放っておくことで緑の収益化マークに変更され、
広告制限が解除されることも頻繁にありました。
しかし、今後については
放っておくことで広告制限が解除されることは少なくなると思われます。
なぜなら、YouTubeが公式に発表しているように
再審査請求のフィードバックによりシステムを改善し、
どんどん正確なシステムにしていくと公言しているからです。
今まではシステムが不完全だったわけですが、
今後についてはシステムの精度が上がっていきます。
そうなると、最初に下した判断
(投稿者側から見るとアップロード直後の収益化マークの色)が
正しいものだという前提になるはずです。
ということで、
動画をアップロードした後で黄色の収益化マークが出てしまった場合には
1.何も修正せずに再審査請求を送る
2.タイトルや説明文のキーワードを修正して再審査請求
3.タイトルや説明文のキーワードを修正して放置
のいずれかの方法を取るのが良いと思います。
全く問題がない動画であれば1でも良いです。
一方で、3のように再審査請求を送らなくても
普通に黄色の収益化マークから
緑の収益化マークに変わることも確認できています。
(2017年11月時点で確認済み)
ただし、現在、再審査請求の対象は
7日間で1,000回以上の再生回数を達成している動画か
登録者数1万人以上のチャンネルの限定公開の動画となっています。
このため、YouTubeアドセンスを始めて間もない方などは
仕組み上、再審査を受けることができません。
ですので、3のように
問題がありそうなキーワードを修正した上で様子を見るのが
誰でも実践でき、もっとも現実的な対処方法となります。
2017年3月に海外で適切ではないYouTube動画に
広告が出てしまっていた問題をキッカケに
4月には総再生回数1万回未満のチャンネルには広告表示がされなくなり、
8月以降は収益審査のプロセス自体が見直されるようになりました。
これらの変化はすべて一連の流れで起きていることであり、
「適切な動画にだけ広告が出る健全な動画メディアを目指していく」
という方向にYouTubeが本気で向かっていることが分かります。
この流れで、いよいよテレビやラジオの動画なども
どんどん厳しくなっていくのではないかと予想しています。
広告主側の視点で考えれば、
違法アップロードされているテレビの動画に自社の広告が出ているのは
なんとも微妙ですからね・・・。
逆に言えば、今後のYouTubeは違法な動画が排除されたり、
不快な動画への広告制限がかかるようになったりしていきますので、
視聴者にも好まれ、YouTubeにも認められ、広告主も広告を出したくなるような
きちんとした動画を投稿しているチャンネルは
さらに大きな広告収入を得られる時代がやってきます。
広告制限が厳しくなっていけば、
まともなチャンネルに広告表示が偏っていくからです。
歴史を見ても、大きな変化が訪れる時はチャンスです。
2018年以降は再びYouTubeが大きなバブルになる予感ですので、
今からYouTubeアドセンスに取り組もうと思っている方も
まだまだチャンスはあります。
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