先日の金曜ロードショーで、
「ヱヴァンゲリヲン:Q」がやっていましたね。
私は結構なエヴァ好きなんですが、はっきりと言ってしまうと、
エヴァのストーリーってわけがわからないんですよ。
オタク、マニア的な人たちも
正確なストーリーの意味を知っているわけではなく、
「こうなんじゃないか?」
という憶測や推測をするのが楽しい、みたいな。
そして、新しい情報や映画が公開されると、
今までの推測を見事に裏切られる、という。
しかも、毎回のように悪い意味で期待を裏切ってきますからね・・・。
そんな滅茶苦茶なコンテンツのくせにエヴァは未だに人気があるんですよね。
もちろん、私も未だに好きですし。
ほんと、コンテンツとして考えたときに面白い存在だと思うんですよね。
誰も納得してないし、
ある意味、誰も心の底から楽しんでいるわけではないのに
大人気のコンテンツなんですからね。
エヴァを見ていると、ヒットするコンテンツって
満足させるだけがすべてじゃないんだな、と思います。
ある意味、お客さんに不満足感を持ち続けさせて、
「次こそは!」という期待感を持たせているようにも思えます。
でも、これって
お客さんと一緒に成長していくビジネスにも同じことが言えますよね。
お客さんが完全に満足してしまったら、
そこから成長しようとしないわけですし。
だから、「もっと成長したい!」という
ある種の不満足感を常に持ち続けてもらうことも
情報発信ビジネスにおいては重要なのではないかと思うのです。
これは別に微妙なコンテンツを作るという意味ではなくて、
モチベーション的な意味で、です。
とりあえず、エヴァを見た事がない方は、
一度、新しい映画版でも見てみると、
コンテンツに対する新しい考え方が生まれるかもしれません。